JP1/Performance Management 設計・構築ガイド

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1.2.4 目的に応じた監視方式を選択できます

Performance Managementでは,監視対象サーバの重要度および稼働監視システムの設計・構築に掛けられるコストや時間に応じて,監視方式を選択できます。

エージェント監視
監視対象のサーバにエージェントをインストールして,サーバの稼働状況を監視する運用形態です。監視対象のサーバにエージェントをインストールする必要はありますが,充実した監視項目でサーバの稼働状況を監視できます。

図1-20 エージェント監視

[図データ]

リモート監視
監視対象のサーバにエージェントをインストールしないで,別のホストからリモートでサーバの稼働状況を監視する運用形態です。監視対象のサーバにエージェントをインストールする作業が不要なので,稼働中のシステムに対して稼働監視を始める場合に便利です。エージェント監視と比較すると監視項目は少ないものの,一つのPFM - RMで,複数の監視対象のパフォーマンスデータを収集・管理できます(PFM - RMホスト自身も監視対象ホストに指定できます)。
PFM - RMでは,従来のエージェント監視と同様のインターフェースで監視条件などを設定するための概念「リモートエージェント」と,複数のリモートエージェントのパフォーマンスデータを集約した値を監視するための概念「グループエージェント」を提供しています。

図1-21 リモート監視

[図データ]

これらの監視方式は組み合わせることもできます。PFM - Agentで詳細に監視する方式と,PFM - RMで簡易的に監視する方式とを,監視対象サーバごとに選択することで,最適な稼働監視を実現できます。

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