シフトJISコードの体系に従って,ソートキー,マージキー,集約キー,分割キー,および比較項目を文字単位で比較します。
キー,比較項目にシングルバイト文字(英数字,半角カナ),およびマルチバイト文字(漢字などの全角文字)が混在している場合,シングルバイト文字はマルチバイト文字より先に比較します。
- 注意事項
- キー,または比較項目の属性に「c」を指定していない場合,このオプションは無効となります。
- シフトJISコードのマルチバイト文字(2バイト文字)の範囲を次の表に示します。
バイト位置 |
範囲 |
第1バイト(上位バイト) |
0x81~0x9F,0xE0~0xEF |
第2バイト(下位バイト) |
0x40~0x7E,0x80~0xFC |
- 指定例
- 【例1】
- -keyパラメタに指定されたソートキーを例題に,オプション有無のソート結果を次に示します。
- 入力レコードの+0~5バイト目の長さ6バイトをソートキーとして昇順ソートします。網掛けはキーの範囲を示します。
- SJISオプションなしの場合,キーデータは「JIS8単位コード体系」に従って,1バイト単位で比較します。ソート結果は,半角カナ文字より前にマルチバイト文字が配置されます。
- SJISオプションありの場合,キーデータは「シフトJISコード」に従って,文字単位で比較します。シングルバイト文字については,上位バイトに0x00を付加した2バイト長に,また,文字数が足りない場合(レコード1,3,4)は,不足数分の2バイトの0x00を補正した内部表現で比較します。
- ソート結果は,半角カナ文字より後ろにマルチバイト文字が配置されます。
- 【例2】
- -csvkeyパラメタに指定されたソートキーを例題に,オプション有無のソート結果を次に示します。
- 入力レコードの第1セルの有効桁長6バイトをキーとして昇順ソートします。セルのデリミタ(区切り文字)は,コンマ(0x2C)とします。網掛けはキーの範囲を示します。
- SJISオプションなしの場合,データは「JIS8単位コード体系」に従って,1バイト単位で比較します。ソート結果は,半角カナ文字より前にマルチバイト文字が配置されます。
- SJISオプションありの場合,データは「シフトJISコード」に従って,文字単位で比較します。
- シングルバイト文字については,上位バイトに0x00を付加した2バイト長に,また,文字数が足りない場合(レコード1,3,4)は,不足数分の2バイトの0x00を補正した内部表現で比較します。
- ソート結果は,半角カナ文字より後ろにマルチバイト文字が配置されます。
- (注)CSVデータの有効桁の調整について
- 実際に入力したキーデータに過不足がある場合,桁調整を行います。
- データ長<有効桁数
入力したデータの右側に空白を加え,有効バイト数に調整します。
- データ長>有効桁数
入力したデータの右側の桁あふれ部分を無視します。
- 詳細については,「付録B CSVファイルのデータの扱い(SORT EEの機能)」を参照してください。
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