クラス名：C4Property

機能

実行時オプションを設定します。

構文

public void setProperty(java.lang.String name,
                        java.lang.Object value)

引数

表13-8　setPropertyメソッドの引数

仮引数名	名称	in/out	説明
key	キー名称	in	設定するキー名称を指定します。
value	値	in	設定する値を文字列で指定します。

setPropertyメソッドで指定するキー名称および値を次に示します。

表13-9　setPropertyメソッドで指定するキー名称および値

メソッドで指定するキー名称	動作定義ファイルのキー名称	メソッドで指定する値
C4Property.CONFIGURATION_KEY_PROXYHOST	c4web.application.proxy_host（クライアント定義ファイル） c4web.application.<識別子>.proxy_host（サーバ定義ファイル）	ホスト名（またはIPアドレス）を示す文字列を指定します。
C4Property.CONFIGURATION_KEY_NONPROXYHOSTS	c4web.application.non_proxy_hosts（クライアント定義ファイル） c4web.application.<識別子>.non_proxy_hosts（サーバ定義ファイル）	ホスト名（またはIPアドレス，以降同様）群を示す文字列を指定します。複数のホスト名を指定する場合は「|」で区切って指定します。 プロキシサーバを利用しないホスト名を指定する場合，ホスト名とホスト名の間には，「|」以外の文字（空白など）を指定しないようにしてください。
C4Property.CONFIGURATION_KEY_PROXYPORT	c4web.application.proxy_port（クライアント定義ファイル） c4web.application.<識別子>.proxy_port（サーバ定義ファイル）	ポート番号を示す文字列を指定します。
C4Property.CONFIGURATION_KEY_PROXYUSER	c4web.application.proxy_user（クライアント定義ファイル） c4web.application.<識別子>.proxy_user（サーバ定義ファイル）	認証ユーザIDを示す文字列を指定します。
C4Property.CONFIGURATION_KEY_PROXYPASSWORD	c4web.application.proxy_password（クライアント定義ファイル） c4web.application.<識別子>.proxy_password（サーバ定義ファイル）	認証ユーザIDに対応するパスワード文字列を指定します。
C4Property.CONFIGURATION_KEY_MAINTAINSESSION	c4web.application.app_maintainsession（クライアント定義ファイル） c4web.application.<識別子>.app_maintainsession（サーバ定義ファイル）	「true」または「false」を指定します。
C4Property.CONFIGURATION_KEY_DOMULTIREFS	c4web.common.do_multirefs（クライアント定義ファイル） c4web.common.<識別子>.do_multirefs（サーバ定義ファイル）	「true」または「false」を指定します。
C4Property.CONFIGURATION_KEY_SENDXSITYPES	c4web.common.send_xsi_types（クライアント定義ファイル） c4web.common.<識別子>.send_xsi_types（サーバ定義ファイル）	「true」または「false」を指定します。
C4Property.CONFIGURATION_KEY_ENABLESOAPHEADERCHECK	c4web.common.enable_soapheader_check（クライアント定義ファイル） c4web.common.<識別子>.enable_soapheader_check（サーバ定義ファイル）	「true」または「false」を指定します。
C4Property.CONFIGURATION_KEY_SOCKET_WRITE_TIMEOUT	c4web.application.socket_write_timeout（クライアント定義ファイル） c4web.application.<識別子>.socket_write_timeout（サーバ定義ファイル）	ソケットの書き込みタイムアウト値を指定します。
C4Property.CONFIGURATION_KEY_SOCKET_READ_TIMEOUT	c4web.application.socket_read_timeout（クライアント定義ファイル） c4web.application.<識別子>.socket_read_timeout（サーバ定義ファイル）	ソケットの読み込みタイムアウト値を指定します。
C4Property.CONFIGURATION_KEY_SOCKET_CONNECT_TIMEOUT	c4web.application.socket_connect_timeout（クライアント定義ファイル） c4web.application.<識別子>.socket_connect_timeout（サーバ定義ファイル）	ソケットの接続タイムアウト値を指定します。
C4Property.CONFIGURATION_KEY_CHARACTERREFERENCE	c4web.common.character_reference（クライアント定義ファイル）c4web.common.<識別子>.character_reference（サーバ定義ファイル）	「true」または「false」を指定します。

実行時オプションとして設定する各オプションの意味については，「10.6　実行時オプションの設定項目」を参照してください。

戻り値

ありません。

注意事項

• このメソッドでは，クライアント定義ファイルおよびサーバ定義ファイルの設定項目のうち，トレースファイルに関する項目（キー名称の先頭にc4web.loggerが付くもの）の設定はできません。
• 「true」または「false」の値を指定するキーでは，すべて小文字で記述してください。すべて大文字の場合，または大文字と小文字が混在した場合は，指定が無効となり，それぞれのキーのデフォルト値が仮定されます。
• SOAPクライアントライブラリの実行中にこのメソッドを使用する場合は，このメソッドを使用する前に，ManagementクラスのconnectClientIDtoCurrentThreadメソッドでクライアント識別子とスレッドを関連づけてください。connectClientIDtoCurrentThreadメソッドが呼び出されていない場合，このメソッドを呼び出しても無視されます。SOAPサーバの処理の実行中にこのメソッドを使用する場合は，connectClientIDtoCurrentThreadメソッドを呼び出す必要はありません。
• 仮引数valueにnullを指定した場合，すでに設定している実行時オプションの値は変更されません。