システムの自動運転は，サーバやアプリケーションの開始や停止のスケジュールをあらかじめ定義しておくことで，効率的なリソースの配分や業務の効率化，省略化を図る運用方法です。Cosminexusでは，JP1/AJS2と連携して，自動運転をジョブに定義します。Windowsの場合には，Cosminexus用のカスタムジョブを利用してジョブを定義できます。カスタムジョブは，JP1/AJS2以外のプログラムとJP1/AJS2が連携するジョブを定義する場合に，目的のジョブを容易に作成するために使用できるジョブのテンプレートです。

JP1/AJS2と連携したシステムの運用の詳細については，マニュアル「Cosminexus　機能解説」のジョブによるシステムの自動運転に関する説明を参照してください。JP1/AJS2と連携してCosminexusシステムを自動運転化するための設定方法については，「16.5　ジョブによるシステムの自動運転の設定」を参照してください。

また，システムの自動運転は，シナリオで定義することもできます。シナリオで定義する場合は，JP1/AJS2 - SOを使用します。JP1/AJS2 - SOは，Smart Composer機能でシステム構築をしている場合にだけ連携できます。JP1/AJS2 - SOとの連携の概要およびSmart Composer機能については，マニュアル「Cosminexus　機能解説」，およびマニュアル「Cosminexus　簡易構築・運用ガイド」を参照してください。