この節では，JP1/AJS2と連携して，ジョブによってCosminexusシステムの運用を自動化するための設定について説明します。

まず，次の表に示すサーバおよびクライアントに，システムの自動運転に必要なJP1の製品またはCosminexusの製品の構成ソフトウェアをインストール，セットアップしておいてください。なお，JP1/AJS2と連携する場合のシステム構成については，マニュアル「Cosminexus　機能解説」のジョブによるシステムの自動運転に必要なプログラムに関する説明を参照してください。

表16-4　ジョブによるシステムの自動運転に必要な製品または構成ソフトウェア

サーバ／クライアント	製品／構成ソフトウェア
J2EEサーバ	Cosminexus Component Container
Cosminexusの運用管理サーバ	JP1/Base JP1/AJS2 - Agent
JP1ジョブ運用管理サーバ	JP1/Base JP1/AJS2 - Manager
運用管理クライアント	JP1/AJS2 - View

ジョブを使用して，システムを自動運転化するための手順を次に示します。

1. Cosminexusの運用管理サーバで，次の作業を実施します。
   
   • mngsvrutilコマンドの実行環境の設定（16.5.1参照）
   • J2EEサーバの運用監視の設定（16.5.2参照）
2. 運用管理クライアントで，次の作業を実施します。
   
   • CosminexusのJP1/AJS2定義プログラムのインストール（16.5.3参照）^※
   • Cosminexusのカスタムジョブの登録（16.5.4参照）^※
   • ジョブの定義（16.5.5参照）
   • スケジュールの定義（16.5.6参照）
   注※　Windowsの場合だけ実施してください。
   

＜この節の構成＞

16.5.1　mngsvrutilコマンドの実行環境の設定

16.5.2　J2EEサーバの運用監視の設定

16.5.3　CosminexusのJP1/AJS2定義プログラムのインストール（Windowsの場合）

16.5.4　Cosminexusのカスタムジョブの登録（Windowsの場合）

16.5.5　ジョブの定義

16.5.6　スケジュールの定義