リソースアダプタの設定には,サーバ管理コマンドを使用します。バッチサーバの場合,リソースアダプタは,J2EEリソースアダプタとしてデプロイして使用します。
バッチサーバで使用するリソースアダプタの新規設定の流れを次の図に示します。
図15-1 バッチサーバで使用するリソースアダプタの新規設定の流れ
![[図データ]](FIGURE/ZU140100.GIF)
図中の1.〜4.について説明します。
- サーバ管理コマンドを使用してリソースアダプタをインポートします。
cjimportresコマンドを使用して,リソースアダプタをインポートします。
インポートするリソースアダプタについては,「15.2.2 リソースアダプタの種類」を参照してください。
- サーバ管理コマンドを使用してリソースアダプタをデプロイします。
cjdeployrarコマンドを使用して,リソースアダプタをデプロイします。
リソースアダプタは,デプロイするとJ2EEリソースアダプタとして使用できます。J2EEリソースアダプタとは,バッチサーバに共有スタンドアロンモジュールとして配備したリソースアダプタのことです。サーバ管理コマンドでインポートしたリソースアダプタをデプロイすると,バッチサーバ上で使用できるようになります。
- サーバ管理コマンドを使用してリソースアダプタのプロパティを定義します。
cjgetrarpropコマンドでConnector属性ファイルを取得し,ファイル編集後に,cjsetrarpropコマンドで編集内容を反映させます。
バッチサーバの場合,ユーザ指定名前空間機能を使用してリソースアダプタに別名を設定してください。ユーザ指定名前空間機能を使用した別名の設定は,リソースアダプタのプロパティで定義します。ユーザ指定名前空間機能の設定については,マニュアル「Cosminexus 機能解説」のリソースに接続するバッチアプリケーションの作成に関する説明を参照してください。
リソースアダプタのプロパティ定義で設定できる内容については,「15.2.3 リソースアダプタのプロパティ定義で設定できること」を参照してください。
- サーバ管理コマンドを使用してリソースアダプタの接続テストを実施します。
cjtestresコマンドを使用して,リソースアダプタの接続テストを実施します。リソースごとの接続テストでの検証内容については,マニュアル「Cosminexus 機能解説」のリソースへの接続テストに関する説明を参照してください。
サーバ管理コマンドでの操作については,マニュアル「Cosminexus アプリケーション設定操作ガイド」を参照してください。また,コマンドや属性ファイルについては,マニュアル「Cosminexus リファレンス コマンド編」,またはマニュアル「Cosminexus リファレンス 定義編」を参照してください。
なお,次の手順については,「9.3.1 リソースアダプタの設定の流れ(J2EEリソースアダプタとしてデプロイして使用する場合)」を参照してください。その際,「J2EEサーバ」を「バッチサーバ」に,「J2EEアプリケーション」を「バッチアプリケーション」に置き換えてお読みください。
- コネクションプールのクラスタ化機能を使用する場合のリソースアダプタの設定の流れ
- リソースアダプタの設定を変更する場合の流れ
- リソースアダプタを入れ替える場合の流れ
- 参考
- 次のような場合,リソースアダプタをエクスポート・インポートすることで,効率良くリソースアダプタを設定できます。
- 開発環境で設定したリソースアダプタをエクスポートして,運用環境にインポートして使用する場合
- 運用環境ですでに動いているリソースアダプタをエクスポートして,増設したバッチサーバにインポートして使用する場合
- エクスポートとインポートはcjexportrarとcjimportresで実行します。
- なお,Application Serverのバージョンやプラットフォームが異なるホスト間では,リソースアダプタをエクスポート・インポートして使用することはできません。リソースアダプタをエクスポートするホストと,Application Serverのバージョンやプラットフォームが異なるホストでリソースアダプタを設定する場合は,リソースアダプタを新規に設定してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2007, Hitachi, Ltd.