Cosminexus システム構築ガイド
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データベースやほかのリソースに接続する場合のリソースアダプタの新規設定の流れを次の図に示します。
図9-1 リソースアダプタの新規設定の流れ
![[図データ]](FIGURE/ZU093010.GIF)
図中の1.〜4.について説明します。
- サーバ管理コマンドを使用してリソースアダプタをインポートします。
cjimportresコマンドを使用して,リソースアダプタをインポートします。
DB Connectorを使用してデータベースに接続する場合と,ほかのリソースアダプタを使用してOpenTP1などの各種リソースに接続する場合では,インポートするRARファイルが異なります。インポートするリソースアダプタについては,「9.3.3 リソースアダプタの種類」を参照してください。
- サーバ管理コマンドを使用してリソースアダプタをデプロイします。
cjdeployrarコマンドを使用して,リソースアダプタをデプロイします。
リソースアダプタは,デプロイするとJ2EEリソースアダプタとして使用できます。J2EEリソースアダプタとは,J2EEサーバに共有スタンドアロンモジュールとして配備したリソースアダプタのことです。サーバ管理コマンドでインポートしたリソースアダプタをデプロイすると,そのJ2EEサーバ上で動作するすべてのJ2EEアプリケーションから使用できるようになります。
- サーバ管理コマンドを使用してリソースアダプタのプロパティを定義します。
cjgetrarpropコマンドでConnector属性ファイルを取得し,ファイル編集後に,cjsetrarpropコマンドで編集内容を反映させます。
リソースアダプタのプロパティ定義で設定できる内容については,「9.6.1 リソースアダプタのプロパティ定義で設定できること」を参照してください。
- サーバ管理コマンドを使用してリソースアダプタの接続テストを実施します。
cjtestresコマンドを使用して,リソースアダプタの接続テストを実施します。リソースごとの接続テストでの検証内容については,マニュアル「Cosminexus 機能解説」のリソースへの接続テストに関する説明を参照してください。
- 注意
- DB Connector for Cosminexus RMとCosminexus RMを使用してデータベースに接続する場合の接続テストには次のような順序があります。
- DB Connector for Cosminexus RMを開始します。
- Cosminexus RMの接続テストを実施します。
- Cosminexus RMを開始します。
- DB Connector for Cosminexus RMの接続テストを実施します。
- DB Connector for Cosminexus RMの場合の,J2EEリソースアダプタの接続テストについては,マニュアル「Cosminexus Reliable Messaging」を参照してください。
サーバ管理コマンドでの操作については,マニュアル「Cosminexus アプリケーション設定操作ガイド」を参照してください。また,コマンドや属性ファイルについては,マニュアル「Cosminexus リファレンス コマンド編」,またはマニュアル「Cosminexus リファレンス 定義編」を参照してください。
- 注意
- リソースアダプタを使用する場合,J2EEアプリケーションからリソースアダプタへのリファレンスを解決しておく必要があります。リソースアダプタを使用しているJ2EEアプリケーションのプロパティを定義するときに,J2EEアプリケーションからリソースアダプタへのリファレンスを解決しておいてください。
- 参考
- 次のような場合,リソースアダプタをエクスポート・インポートすることで,効率良くリソースアダプタを設定できます。
- 開発環境で設定したリソースアダプタをエクスポートして,運用環境にインポートして使用する場合
- 運用環境ですでに動いているリソースアダプタをエクスポートして,増設したJ2EEサーバにインポートして使用する場合
- エクスポートとインポートはcjexportrarとcjimportresで実行します。
- なお,Application Serverのバージョンやプラットフォームが異なるホスト間では,リソースアダプタをエクスポート・インポートして使用することはできません。リソースアダプタをエクスポートするホストと,Application Serverのバージョンやプラットフォームが異なるホストでリソースアダプタを設定する場合は,リソースアダプタを新規に設定してください。
(2) リソースアダプタの設定の流れ(コネクションプールのクラスタ化の場合)
コネクションプールをクラスタ化している場合の,データベースに接続するときのリソースアダプタの設定の流れを次の図に示します。
図9-2 コネクションプールのクラスタ化でのリソースアダプタの設定の流れ
![[図データ]](FIGURE/ZU093020.GIF)
図中の1.〜10.について説明します。
- サーバ管理コマンドを使用してメンバリソースアダプタをインポートします。
cjimportresコマンドを使用して,メンバリソースアダプタをインポートします。
インポートするリソースアダプタについては,「9.3.3 リソースアダプタの種類」を参照してください。
- サーバ管理コマンドを使用してメンバリソースアダプタをデプロイします。
cjdeployrarコマンドを使用して,メンバリソースアダプタをデプロイします。
- サーバ管理コマンドを使用してメンバリソースアダプタのプロパティを定義します。
cjgetrarpropコマンドでConnector属性ファイルを取得し,ファイル編集後に,cjsetrarpropコマンドで編集内容を反映させます。
メンバリソースアダプタとルートリソースアダプタのプロパティ定義では設定できる項目が異なります。メンバリソースアダプタおよびルートリソースアダプタで設定できるプロパティ定義の項目については,マニュアル「Cosminexus 機能解説」のコネクションプールのクラスタ化に関する説明を参照してください。
リソースアダプタのプロパティ定義で設定できる内容については,「9.6.1 リソースアダプタのプロパティ定義で設定できること」を参照してください。
- サーバ管理コマンドを使用してメンバリソースアダプタの接続テストを実施します。
cjtestresコマンドを使用して,メンバリソースアダプタの接続テストを実施します。
メンバリソースアダプタの接続テストでの検証内容については,マニュアル「Cosminexus 機能解説」のリソースへの接続テストに関する説明を参照してください。
また,1.〜4.までの流れを,メンバリソースアダプタの数だけ繰り返します。
- サーバ管理コマンドを使用してメンバリソースアダプタを開始します。
ルートリソースアダプタの接続テストを実施する場合には,あらかじめメンバリソースアダプタを開始しておいてください。cjstartrarコマンドを使用して,メンバリソースアダプタを開始します。
- サーバ管理コマンドを使用してルートリソースアダプタをインポートします。
cjimportresコマンドを使用して,ルートリソースアダプタをインポートします。
インポートするリソースアダプタについては,「9.3.3 リソースアダプタの種類」を参照してください。
- サーバ管理コマンドを使用してルートリソースアダプタをデプロイします。
cjdeployrarコマンドを使用してルートリソースアダプタをデプロイします。
- サーバ管理コマンドを使用してルートリソースアダプタのプロパティを定義します。
cjgetrarpropコマンドでConnector属性ファイルを取得し,ファイル編集後に,cjsetrarpropコマンドで編集内容を反映させます。
- サーバ管理コマンドを使用してルートリソースアダプタの接続テストを実施します。
cjtestresコマンドを使用して,ルートリソースアダプタの接続テストを実施します。
ルートリソースアダプタの接続テストでの検証内容については,マニュアル「Cosminexus 機能解説」のリソースへの接続テストに関する説明を参照してください。
- サーバ管理コマンドを使用してメンバリソースアダプタを停止します。
ルートリソースアダプタの接続テストを実施した場合には,メンバリソースアダプタを停止してください。cjstoprarコマンドを使用して,メンバリソースアダプタを停止します。
サーバ管理コマンドでの操作については,マニュアル「Cosminexus アプリケーション設定操作ガイド」を参照してください。また,コマンドや属性ファイルについては,マニュアル「Cosminexus リファレンス コマンド編」,またはマニュアル「Cosminexus リファレンス 定義編」を参照してください。
- 注意
- コネクションプールをクラスタ化する場合,J2EEアプリケーションからルートリソースアダプタへのリファレンスを解決しておく必要があります。ルートリソースアダプタを使用しているJ2EEアプリケーションのプロパティを定義するときに,J2EEアプリケーションからルートリソースアダプタへのリファレンスを解決しておいてください。
(3) リソースアダプタの設定変更の流れ
デプロイ済みのリソースアダプタの設定を変更する場合の流れについて説明します。設定変更の流れを次の図に示します。
図9-3 リソースアダプタの設定変更の流れ
![[図データ]](FIGURE/ZU093030.GIF)
図中の1.〜2.について説明します。
- サーバ管理コマンドを使用して,リソースアダプタを停止します。
cjstoprarコマンドを使用してリソースアダプタを停止します。なお,リソースアダプタを停止する前に,そのリソースアダプタを使用しているJ2EEアプリケーションをすべて停止してください。
- サーバ管理コマンドを使用してリソースアダプタのプロパティを定義します。
リソースアダプタはデプロイ済みであるため,cjgetrarpropコマンドを使用して属性ファイルを取得し,ファイル編集後に,cjsetrarpropコマンドで編集内容を反映させます。
(4) リソースアダプタの入れ替えの流れ
リソースアダプタを入れ替える場合の流れについて説明します。なお,ここでは,入れ替える新しいリソースアダプタのプロパティの定義など(新規設定の場合の流れと同じです)が終わっていることを前提に,入れ替えの流れについて説明します。リソースアダプタの入れ替えの流れを次の図に示します。
図9-4 リソースアダプタの入れ替えの流れ
![[図データ]](FIGURE/ZU093040.GIF)
図中の1.〜4.について説明します。
- サーバ管理コマンドを使用して,リソースアダプタを停止します。
cjstoprarコマンドを使用して入れ替えるリソースアダプタを停止します。なお,リソースアダプタを停止する前に,そのリソースアダプタを使用しているJ2EEアプリケーションをすべて停止してください。
- J2EEサーバを再起動します。
cjstopsvコマンドを使用してJ2EEサーバを停止し,cjstartsvコマンドを使用してJ2EEサーバを起動します。
- サーバ管理コマンドを使用してリソースアダプタを削除します。
cjdeleteresコマンドを使用して,入れ替えるリソースアダプタを削除します。
- サーバ管理コマンドを使用してリソースアダプタをインポートします。
cjimportresコマンドを使用して,新しいリソースアダプタをインポートします。
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