Cosminexus システム構築ガイド

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2.3.1 環境変数の設定の要否

Application Server,uCosminexus Client,Web Redirector,uCosminexus Operatorで設定する環境変数は,製品の種類,使用する機能によって異なります。次の表を参考にして,環境変数を設定してください。

表2-3 製品の種類および設定する環境変数の分類の対応

製品の種類 設定する環境変数の分類
Application Server(J2EEアプリケーションの実行環境)
  • CTMを使用しない場合
    表2-4または表2-5のAを参照
  • CTMを使用する場合
    表2-4または表2-5のBを参照
Application Server(バッチアプリケーションの実行環境) 表2-4または表2-5のAを参照
Web Redirector 表2-4または表2-5のCを参照
uCosminexus Client 19.2 EJBクライアントアプリケーションの環境変数の設定」を参照
uCosminexus Operator 表2-4のDを参照

次に,それぞれの場合で設定が必要な環境変数について,OSごとに説明します。

<この項の構成>
(1) Windowsの場合
(2) UNIXの場合

(1) Windowsの場合

Windowsの場合に設定する環境変数と設定値を次の表に示します。環境変数の詳細については,「2.3.2 環境変数の詳細」を参照してください。

表2-4 設定する環境変数と設定値(Windowsの場合)

環境変数名 設定値 設定する環境変数の分類
A B C D
PATH <Cosminexusのインストールディレクトリ>\jdk\bin
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\TPB\bin
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\PRF\bin
<ProgramFiles>\Common Files\Hitachi
TPDIR <Cosminexusのインストールディレクトリ>\TPB
VBROKER_ADM <Cosminexusのインストールディレクトリ>\TPB\adm など
PRFSPOOL <Cosminexusのインストールディレクトリ>\PRF\spool
OSAGENT_PORT 14000 など
CTMDIR <Cosminexusのインストールディレクトリ>\CTM
CTMSPOOL %CTMDIR%\spool
TZ JST-9 など

(凡例)
○:設定する。
▲:インストーラによって設定される。
△:必要に応じて設定する。
−:設定しない。

注※ CORBAネーミングサービスを手動起動する場合は,環境変数「PATH」の先頭に指定してください。


注意
CLASSPATHは空にしてください。CLASSPATHは,簡易構築定義ファイルの論理J2EEサーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内に設定します。簡易構築定義ファイルの指定内容を次に示します。

<param-name>タグ
add.class.path

<param-value>タグ
設定値

(2) UNIXの場合

UNIXの場合に設定する環境変数と設定値を次の表に示します。環境変数の詳細については,「2.3.2 環境変数の詳細」を参照してください。なお,AIXの場合は,次の表に示す環境変数とは別に,AIX固有の環境変数を設定する必要があります。詳細については,「2.3.3 AIX固有の環境変数」を参照してください。

表2-5 設定する環境変数と設定値(UNIXの場合)

環境変数名 設定値 設定する環境変数の分類
A B C
LIBPATH
LD_LIBRARY_PATH※1
/opt/Cosminexus/TPB/lib
/opt/Cosminexus/PRF/lib
/opt/Cosminexus/CTM/lib
/opt/hitachi/common/lib
CSCCFJ_SERVER_HOME /opt/Cosminexus/CC
PATH /opt/Cosminexus/jdk/bin※2
/opt/Cosminexus/TPB/bin
/opt/Cosminexus/PRF/bin
/bin
TPDIR /opt/Cosminexus/TPB
VBROKER_ADM /opt/Cosminexus/TPB/adm など
PRFSPOOL /opt/Cosminexus/PRF/spool
OSAGENT_PORT 14000 など
CTMDIR /opt/Cosminexus/CTM
CTMSPOOL /opt/Cosminexus/CTM/spool
TZ JST-9 など

(凡例)
○:設定する。
△:必要に応じて設定する。
−:設定しない。

注※1 OSによって,使用する環境変数名が異なります。

注※2 CORBAネーミングサービスを手動起動する場合は,環境変数「PATH」の先頭に指定してください。


注意
CLASSPATHは空にしてください。CLASSPATHは,簡易構築定義ファイルの論理J2EEサーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内に設定します。簡易構築定義ファイルの指定内容を次に示します。

<param-name>タグ
add.class.path

<param-value>タグ
設定値