表2-4および表2-5に示す環境変数の詳細を説明します。
- LIBPATH,またはLD_LIBRARY_PATH
- 指定する環境変数はOSごとに異なります。
- LIBPATH
AIXを使用している場合は,LIBPATHに指定します。
- LD_LIBRARY_PATH
HP-UX(IPF)を使用している場合,Linuxを使用している場合,およびSolarisを使用している場合は,LD_LIBRARY_PATHに指定します。
- 使用しているOSの環境変数に次のパスを指定してください。
- /opt/Cosminexus/TPB/lib
- /opt/Cosminexus/PRF/lib
- /opt/Cosminexus/CTM/lib
- /opt/hitachi/common/lib
- なお,「/opt/Cosminexus/CTM/lib」は,表2-4の設定する環境変数の分類がBの場合に必要です。
- CSCCFJ_SERVER_HOME
- Cosminexus Component Containerのインストールディレクトリとして,次の値を指定してください。
- /opt/Cosminexus/CC
- PATH
- 次のパスを指定してください。
- Windowsの場合
- <Cosminexusのインストールディレクトリ>\jdk\bin※1
- <Cosminexusのインストールディレクトリ>\TPB\bin
- <Cosminexusのインストールディレクトリ>\PRF\bin
- <ProgramFiles>\Common Files\Hitachi※2
- UNIXの場合
- /opt/Cosminexus/jdk/bin※1
- /opt/Cosminexus/TPB/bin
- /opt/Cosminexus/PRF/bin
- /bin
- 注※1
- CORBAネーミングサービスを手動起動する場合は,環境変数「PATH」の先頭に指定してください。
- 注※2
- デフォルトではインストーラによってシステム環境変数に設定されます。なお,<ProgramFiles>は,通常,システム環境変数%ProgramFiles%に設定されているディレクトリのことです。
-
- なお,CTMドメインマネジャやCTMを起動するときには,パフォーマンストレーサのパス(<Cosminexusのインストールディレクトリ>\PRF\bin)を同時に設定しないでください。パフォーマンストレーサのパスを同時に設定すると,CTMがパフォーマンストレーサのライブラリをロードした場合にエラーとなり,起動できません。
- TPDIR
- Cosminexus TPBrokerのインストールディレクトリとして,次の値を指定してください。
- Windowsの場合
- <Cosminexusのインストールディレクトリ>\TPB
- UNIXの場合
- /opt/Cosminexus/TPB
- VBROKER_ADM
- ログ出力先などの管理ディレクトリを指定してください。通常,次の値を指定します。
- Windowsの場合
- <Cosminexusのインストールディレクトリ>\TPB\adm
- UNIXの場合
- /opt/Cosminexus/TPB/adm
- PRFSPOOL
- Windowsの場合
- 必要に応じて,PRFデーモンの実行環境ディレクトリを変更してください。デフォルトでは,インストーラによってシステム環境変数に<Cosminexusのインストールディレクトリ>\PRF\spoolが設定されています。
- UNIXの場合
- パフォーマンストレーサの実行環境ディレクトリを指定してください。デフォルトのディレクトリ「/opt/Cosminexus/PRF/spool」がインストーラによって作成されています。
- デフォルトのディレクトリを変更する場合は,パフォーマンストレーサの実行環境ディレクトリを作成して,この環境変数に指定してください。環境変数が指定されていない場合,パフォーマンストレーサは動作しません。
- OSAGENT_PORT
- スマートエージェント(osagent)が使用するポート番号を指定してください。5,001〜65,535の整数で指定します。デフォルトは,「14000」です。
- CTMDIR
- CTMのインストールディレクトリとして,次の値を指定してください。
- Windowsの場合
- <Cosminexusのインストールディレクトリ>\CTM
- UNIXの場合
- /opt/Cosminexus/CTM
- CTMSPOOL
- CTMの実行環境ディレクトリを指定してください。デフォルトのディレクトリがインストーラによって作成されます。
- デフォルトのディレクトリを次に示します。
- Windowsの場合
- %CTMDIR%\spool
- UNIXの場合
- /opt/Cosminexus/CTM/spool
- デフォルトのディレクトリを変更する場合は,CTMの実行環境ディレクトリを作成して,この環境変数に指定してください。
- TZ
- タイムゾーンを設定してください。通常,「JST-9」を指定します。
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