Cosminexus 機能解説

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付録I.1 Cosminexus DABroker Libraryで開発するアプリケーション

Cosminexus DABroker Libraryは,JDBCドライバとDABrokerのデータベース接続部品から構成されたデータベースに接続するミドルウェアです。

Cosminexus DABroker Libraryを利用して開発したアプリケーションは,JDKが対応するWWWブラウザで動作します。開発したアプリケーションを組み込むマシンには,Cosminexus DABroker Libraryが提供するJDBCドライバが必要です。Cosminexus DABroker Libraryはサーバで動作するアプリケーションだけサポートしています。

Application Serverを利用したデータベース接続の流れを次の図に示します。

図I-1 Application Serverを利用したデータベース接続

[図データ]

Cosminexus DABroker Libraryで開発したアプリケーションは,Application Serverに組み込んで使用します。アプリケーションからの要求は,Application Server上にあるJDBCドライバを経由し,Cosminexus DABroker Libraryで処理されます。

Application Serverのアプリケーションの動作時には,Cosminexus DABroker Libraryで提供するネイティブライブラリがApplication Server上に動的にロードされます。ネイティブライブラリがロードされると,Java標準のネイティブライブラリインタフェースである,JNIを使用してアプリケーションとCosminexus DABroker Libraryを接続します。ネイティブライブラリを使用することで,アプリケーションとCosminexus DABroker Libraryとの接続処理を高速化し,高性能なデータベース接続を実現します。また,同一マシン上にアプリケーション,JDBCドライバ,Cosminexus DABroker Libraryがあるため,通信処理のオーバーヘッドがなく,Javaアプレットやクライアントで動作するアプリケーションに比べて高性能な処理を実現します。

注意
ここでは,Cosminexus DABroker LibraryをJ2EEアプリケーション以外から使用する場合について説明しています。したがって,J2EEアプリケーションから使用する場合には該当しません。