Cosminexus 機能解説
Webコンテナのセキュリティ管理は,次の内容を除き,J2EEサーバモードの場合と同様です。このため,セキュリティ管理の概要については,「4.13 Webコンテナのセキュリティ管理」もあわせて参照してください。
ここでは,J2EEサーバモードとの差異のある機能について説明します。
サーブレットエンジンモードの場合,Webコンテナのユーザ認証で使用するユーザ情報の管理方法が,J2EEサーバモードとは異なります。
Webコンテナでは,ユーザ情報として,各ユーザのユーザ名,パスワード,および所属するロールを保持,管理します。これらの情報を保持,管理するために,サーブレットエンジンモードでは,次に示す場所に各ユーザのユーザ名,パスワード,および所属するロールを記述します。
記述例を次に示します。
<web-users> <user name="user1" password="user1" roles="regular" /> <user name="admin" password="admin" roles="admin" /> </web-users>
なお,web-users.xmlの詳細については,マニュアル「Cosminexus リファレンス 定義編」を参照してください。
Java2のSecurityManagerに基づいたWebコンテナの実行時保護を実現します。これによって,次に示すような現象を防ぐことができます。
サーブレットエンジンモードの場合,-securityオプションを指定して,cjstartwebコマンドを実行することでWebコンテナの保護が有効になります。なお,Webコンテナの実行時の保護機能を使用すると,サーブレットまたはJSPファイルから,EJBを呼び出すことができないので注意してください。
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