Cosminexus 機能解説
Webコンテナでは,Webアプリケーションを実行できます。ただし,サーブレットエンジンモードの場合,Java Servlet2.4仕様,およびJavaServer Pages(JSP)2.0仕様に準拠したWebアプリケーションは実行できません。また,Webコンテナを使用してWebアプリケーションを実行するには,必ずWebサーバとしてHitachi Web ServerまたはMicrosoft IISを使用する必要があります。
ここでは,サーブレットエンジンモードの場合のWebアプリケーションのデプロイおよびアンデプロイについて説明します。
サーブレットエンジンモードの場合,WAR形式のWebアプリケーションをデプロイするには,次に示す二つの方法があります。
Webアプリケーションのデプロイの手順については,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」を参照してください。
サーブレットエンジンモードの場合,次に示す二つの方法があります。
Webアプリケーションのアンデプロイの手順については,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」を参照してください。
ここでは,Webアプリケーションを実行する場合の留意事項について説明します。
Java Servlet Specification v2.3では,クライアントがリクエストするURLに対してどのサーブレットが呼び出されるかの設定(サーブレットマッピング)をDD(WEB-INF/web.xml)内に記述するように求めていますが,Webコンテナでは,これ以外にも次に示すマッピングをデフォルトで定義しています。
URL | 取り扱い |
---|---|
*.jsp | JSPファイルとして取り扱われます。 |
/servlet/* | WEB-INF/classes以下にあるサーブレットクラス,またはWEB-INF/lib以下にあるJARファイルに含まれるサーブレットクラスが呼び出されます。 |
Webコンテナでは,次に示すタグがDD(WEB-INF/web.xml)に設定されていない場合,次に示すデフォルト値を使用します。
タグ名 | 設定されていない場合のデフォルト値 |
---|---|
welcome-file-list | <welcome-file-list> <welcome-file> index.jsp </welcome-file> <welcome-file> index.html </welcome-file> <welcome-file> index.htm </welcome-file> </welcome-file-list> |
session-timeout | 30 |
mime-mapping | 拡張子とMIMEタイプとの対応付け。 |
DD(WEB-INF/web.xml)にこれらのタグを設定している場合には,次の設定となります。
なお,DD(WEB-INF/web.xml)のmime-mappingタグにデフォルトで設定されている拡張子とMIMEタイプの対応づけについては,マニュアル「Cosminexus リファレンス 定義編」を参照してください。
Webアプリケーション単位に同じクラスのサーブレットのインスタンスを一つ作成します。SingleThreadModelを継承したサーブレットのインスタンスも,一般のサーブレットと同様にWebアプリケーション単位に一つ作成します。
ただし,同一のサーブレットおよびJSPに対して,デフォルトのマッピングとDDに記述したマッピングの両方でアクセスすると,それぞれに別のインスタンスが生成されます。
また,SingleThreadModelを継承した単一のサーブレットに対して,Webアプリケーション単位にリクエストが並列に複数到着した場合,各スレッドがオーバラップしないで1スレッドずつ順に実行するように制御します。
クエリ文字列は,URLの?マーク以降に,"名前=値"の組が一つ以上組み合わさって構成されます。
Cosminexusでは,"名前=値"の部分に複数の"="がある場合,最初の"="より前の文字列が名前,後ろの文字列が値となります。例えば,URLが「http://host/examples?a=b=c」の場合は,「名前"a"の値は"b=c"」と解析されます。
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