Cosminexus 機能解説

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19.7.3 テストモードで動作しているJ2EEアプリケーション情報の取得

テストモードで動作しているJ2EEアプリケーションについて,Management Serverを使用すると統計情報の取得ができます。また,性能解析トレースを使用することで,J2EEアプリケーションのモードを確認できます。

<この項の構成>
(1) 統計情報の取得
(2) 性能解析トレースの利用によるJ2EEアプリケーションの動作モードの確認

(1) 統計情報の取得

通常モードのJ2EEアプリケーションと同様に,テストモードのJ2EEアプリケーションでも,統計情報を取得できます。統計情報の取得には,Management Serverを使用します。

注意
テストモードで動作しているJ2EEアプリケーションの場合,Management Serverは統計情報の取得にだけ利用できます。Management Serverを使用して,テストモードで動作するJ2EEアプリケーションに対して操作することはできません。

(2) 性能解析トレースの利用によるJ2EEアプリケーションの動作モードの確認

テストモードのJ2EEアプリケーションの呼び出しと,通常モードのJ2EEアプリケーションの相互呼び出しはできません。性能解析トレースを使用すると,クライアントからのリクエストがテストモードのJ2EEアプリケーションの呼び出しか,通常モードのJ2EEアプリケーションの呼び出しかを判断できるので,テストモードと通常モードのJ2EEアプリケーションを呼び出していないかどうか,確認できます。

Webアプリケーション呼び出し時とEJB呼び出し時のモードの判別方法について説明します。なお,トレース取得ポイントの詳細と取得情報については,マニュアル「Cosminexus システム運用ガイド」を参照してください。

(a) Webアプリケーション呼び出し時のモードの判別

Webアプリケーション呼び出しでモードの判別をするときの,トレース取得ポイントとモードの判別方法について次に示します。

トレース取得ポイント
  • Webコンテナでのリクエスト取得・リクエストヘッダ解析完了時点
  • リクエスト処理完了時点

モードの判別方法
上記のトレース取得ポイントで取得された出力情報で,オペレーション名に出力されるURLのコンテキストルートに「_test_」が含まれる場合は,テストモードとなります。
(b) EJB呼び出し時のモードの判別

EJB呼び出しでモードの判別をするときの,トレース取得ポイントとモードの判別方法について次に示します。

トレース取得ポイント
  • JNDIでの検索処理開始時点
    EJB呼び出しの切り替えはJNDIで実施しているため,JNDIでの検索処理開始時の情報を取得します。

モードの判別方法
上記のトレース取得ポイントで取得された出力情報で,オペレーション名に出力される検索文字列に「$HITACHI_TEST」が含まれる場合は,テストモードとなります。