Cosminexus 機能解説

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16.1 Cosminexusで提供するシステムの構築支援機能

Cosminexusでは,システム構築支援機能として,次の2種類の機能を使用できます。

Smart Composer機能は,コマンドおよび定義ファイルを使用してシステムを構築するための機能です。事前に作成した定義ファイルの内容に従って,複数台のマシンで構成されるシステムを容易に構築できます。Smart Composer機能を使用すると,さまざまな構成のシステムを構築できます。

また,Smart Composer機能で構築したシステムは,一括した管理・運用ができます。Smart Composer機能で実施できるシステムの一括管理・一括運用については,「16.2 Management Serverで構築したシステムの概要」を参照してください。

セットアップウィザードは,対話形式のウィザードプログラムを使用してシステムを構築するための機能です。1台のマシンに,アプリケーションサーバとして必要なサーバプロセスをセットアップできます。構築作業は,画面に表示される項目を確認しながら進められます。事前に定義ファイルを準備したり,複数のコマンドを実行したりする必要がありません。できるだけ少ない手順で実行環境を構築したい場合にお勧めの機能です。

ただし,セットアップウィザードで構築できるシステムの構成には制限があります。

参考
システムを構築する方法には,Smart Composer機能またはセットアップウィザードを使用する方法以外に,次の方法があります。
  • 運用管理ポータルでのシステム構築
    運用管理ポータルを使用すると,Application Serverをインストールした複数のマシンに対して,Webブラウザからリモート操作でシステム構築を実行できます。運用管理ポータルの操作方法については,マニュアル「Cosminexus 運用管理操作ガイド」を参照してください。
  • ファイル編集とコマンド実行でのシステム構築
    Application Serverをインストールしたマシンで,WebサーバやJ2EEサーバの定義ファイル類を編集したり,プロセスごとに提供されているコマンドを実行したりして,システムを構築します。Cosminexusが提供する定義ファイル類の詳細については,マニュアル「Cosminexus リファレンス 定義編」を参照してください。プロセスごとに提供されているコマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus リファレンス コマンド編」を参照してください。