新規にバッチアプリケーションを作成する場合,リソースへの接続にはDB Connectorを使用することをお勧めします。DB Connectorとは,Cosminexusで提供するデータベースに接続するためのリソースアダプタです。DB Connectorを使用したリソースに接続する方法を次に示します。
- バッチサーバでDB Connectorを設定します。
ユーザ指定名前空間機能を使用して,DB Connectorのオブジェクトに別名を付けてJNDI名前空間に登録します。バッチアプリケーションからデータベースに接続するときには,必ずユーザ指定名前空間機能を使用してください。
別名は,DB Connectorをバッチサーバにデプロイしたあと,Connector属性ファイルで設定します。次の設定例のように,Connector属性ファイルの<resource-external-property>タグに<optional-name>タグを追加して別名を設定します。
設定例
<connector-runtime>
:
<resource-external-property>
<optional-name>DB Connectorの別名</optional-name>
</resource-external-property>
</connector-runtime>
|
DB Connectorの別名の付け方については,「8.3 Enterprise BeanまたはJ2EEリソースへの別名付与(ユーザ指定名前空間機能)」を参照してください。
また,DB Connectorの設定の流れについては,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」のリソースアダプタの設定に関する説明を参照してください。
- 1.で設定した別名でDB Connectorをルックアップし,コネクションファクトリ(javax.sql.DataSourceクラス)を取得します。
取得したコネクションファクトリからjava.sql.Connectionを取得します。コーディング例を次に示します。
String dbName = <DB Connectorの別名>;
InitialContext ic = new InitialContext();
DataSource ds = (DataSource) ic.lookup(dbName);
Connection con = ds.getConnection(); |
- 取得したjava.sql.Connectionを使用して,リソースに接続します。
JDBCドライバの提供するjava.sql.ConnectionとAPIは同じです。
- 注意
- DB Connectorを使用する場合,バッチサーバでDB Connectorを開始してからバッチアプリケーションを開始してください。
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