Cosminexus 機能解説

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14.7 コンテナ拡張ライブラリ

バッチサーバでは,アプリケーション間で共通に利用したい処理がある場合に,ユーザ作成のライブラリを利用できます。ユーザ作成のライブラリを利用することで,アプリケーションの機能を拡張できます。

アプリケーションが共通に利用できるライブラリをコンテナ拡張ライブラリといいます。このライブラリを利用することで,アプリケーション間で共通して,ユーザ作成のライブラリを呼び出せるようになります。

バッチサーバではコンテナ拡張ライブラリを利用できますが,バッチアプリケーション自体をコンテナ拡張ライブラリに設定して使用することはできません。

また,サーバ起動・停止フック機能を利用することで,サーバの起動,終了時にコンテナ拡張ライブラリが呼び出されるようにできます。また,コンテナ拡張ライブラリで使用するJNI機能の初期化などを行うことができます。

コンテナ拡張ライブラリを使用するためには,ライブラリを一つのJARファイルにまとめ,コンテナ拡張ライブラリを使用するための設定をusrconf.cfgで定義します。また,コンテナ拡張ライブラリがJNIを利用する場合は,サーバ起動・停止フック機能を使用するための設定も必要です。

なお,コンテナ拡張ライブラリの利用の概要とサーバ起動・停止フック機能の実装方法については,「10. コンテナ拡張ライブラリ」を参照してください。

また,バッチサーバ側のコンテナ拡張ライブラリの設定については,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」を参照してください。

注意
コンテナ拡張ライブラリには,次のアクセス権が付与されます。アクセス権は変更できません。
java.security.AllPermission
ただし,java.lang.RuntimePermissionのsetSecurityManagerアクセス権は付与されません。