統合ユーザ管理の機能を使う上で存在するセッションとして考えられるものには次の種類があります。
- Webコンテナが管理するセッション(HttpSession)
HttpSessionオブジェクトのことを示します。
- 統合ユーザ管理のセッション
Cosminexus標準ログインモジュールを使用してログインしてからログアウトするまでの期間を示します。
一つのセッション内には複数のユーザがログインできるため,ログインしているすべてのユーザがログアウトしないとセッションは無効になりません。また,このセッションはWebコンテナが管理しているセッションであるHttpSessionと同期しています。そのため,HttpSessionが無効になった場合は,ログインの有無に関係なくセッションは無効になります。
統合ユーザ管理のセッションを制御する機能としては,次の2種類の機能があります。
- Cosminexus標準ログインモジュールでは,ログインしたユーザIDとレルム名をセッションに自動で登録および削除できます。
- 統合ユーザ管理はセッションフェイルオーバ機能に対応しています。統合ユーザ管理のセッションフェイルオーバ機能を有効にすることで,ログイン状態をセッションフェイルオーバ先に引き継げます。なお,セッションフェイルオーバ機能を使用しているときに,ログイン状態を引き継ぐかどうかは選択できます。
- カスタムログインモジュールのセッション
各アプリケーションが個々に持つログインしているユーザのセッションを示します。このセッションの概念は,カスタムログインモジュールの仕様に依存します(通常はログインしてからログアウトまでの期間を示します)。
なお,カスタムログインモジュールでは,ログインしたユーザIDとレルム名をセッションに自動で登録および削除できます。
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