Cosminexus 機能解説
セッションフェイルオーバ機能を使用するアプリケーションでは,動作するために必要な情報をWebコンテナから取得するために,javax.servlet.ServletContextオブジェクトの属性を使用します。
アプリケーションの起動時には,次の表に示す属性が,Webコンテナによってjavax.servlet.ServletContextオブジェクトの属性に追加されます。
表12-10 WebコンテナによってServletContextの属性に追加される属性
キー名称 | 値の説明 |
---|---|
com.hitachi.software.web.application-dd.J2eeApplicationName | J2EEアプリケーション名 |
com.hitachi.software.web.application-dd.contextRoot | コンテキストルート名 |
com.hitachi.software.web.dd.session-max-inactive-interval | DD(web.xml)に設定されたHTTPセッションの有効期間※1 |
com.hitachi.software.web.hitachi-runtime-dd.http-session-max-number | HTTPセッション数の上限値設定機能で設定されたHTTPセッション数の上限値 |
com.hitachi.software.web.dd.filter-class | DD(web.xml)の最上部に定義されたフィルタマッピングのクラス名 |
com.hitachi.software.web.dd.url-pattern | DD(web.xml)の最上部に定義されたフィルタマッピングのURLパターン※2※3 |
これらの属性の追加はセッションフェイルオーバ機能の有効,無効に関係なく,J2EEサーバモードでWebアプリケーションを開始する時には必ず実行されます。
なお,javax.servlet.ServletContextAttributeListenerインタフェースを実装したクラスを使用した場合は,上記属性の追加,削除するためのattributeAddedメソッド,attributeRemovedメソッド,およびattributeReplacedメソッドの呼び出しは実行されません。
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