Cosminexus 機能解説

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12.4.3 グローバルセッションIDの送信に使用するURLのパスパラメタ

ここでは,グローバルセッションIDの送信に使用するURLのパスパラメタについて説明します。

グローバルセッションIDは,URLのパスパラメタ名として設定されます。使用されるパスパラメタ名は,Webアプリケーション単位に設定できます。デフォルトの設定の場合,「gsessionid」になります。パスパラメタ名は,大文字と小文字を区別されます。設定方法については,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」の,セッション情報の引き継ぎを行うJ2EEサーバの設定についての説明を参照してください。

注意
「jsessionid」は,大文字,小文字に関係なく,パスパラメタ名に指定できません。「jsessionid」は,HTTPセッションのセッションIDが,URL書き換えで使用するパスパラメタ名です。
これと同じ名称を使用すると,セッションフェイルオーバ用フィルタの初期化処理でエラーとなり,アプリケーションが開始できなくなります。
セッションフェイルオーバ用フィルタの初期化処理については,「12.6.3 J2EEアプリケーション開始時の処理」を参照してください。

Webコンテナは,リクエストのURLにグローバルセッションIDを示すパスパラメタが含まれる場合,そのIDをグローバルセッションIDとして扱い,グローバルセッションを引き継ぎます。

ただし,次の条件のどれかに該当する場合は,URLのパスパラメタに含まれるグローバルセッションIDが無効になります。

URLのパスパラメタに含まれるグローバルセッションIDが無効になる場合
  • リクエストのHTTP CookieにグローバルセッションIDが含まれている場合
  • リクエストのHTTP CookieにHTTPセッションのセッションIDが含まれている場合
  • リクエストのURLがHTTPセッションのセッションIDを表すパスパラメタを含んでいない場合

なお,Webアプリケーション内でURLを取得するServletAPIを使用した場合,取得できるURLにはグローバルセッションIDを示すパスパラメタは含まれません。URLに含まれるパスパラメタがグローバルセッションIDとして無効な場合も同様です。

リクエストURLを取得するServletAPIについては,「4.4.3(3) URL書き換えをする場合に使用するAPIと注意事項」を参照してください。