URL書き換えによるグローバルセッションの制御方法は，HTTPセッションをURL書き換えによって制御する場合の方法と同じです。J2EEサーバがWebアプリケーション内のサーブレットやJSPでリンクURLをエンコードするときに，グローバルセッションIDを含めてエンコードします。

Webクライアントからの2回目以降のリクエスト送信時には，グローバルセッションIDを含めてエンコードされたURLが使用されます。J2EEサーバはリクエストヘッダに含まれるURLの情報を基に，グローバルセッションの制御を実行します。

URL書き換えによるグローバルセッションの制御の概要を次の図に示します。

図12-16　URL書き換えによるグローバルセッションの制御の概要

Webクライアントからのリクエストを受信すると，J2EEサーバのJ2EEアプリケーション（Servlet／JSP）内で，HTTPセッションオブジェクトの作成とともに，グローバルセッションIDが発行されます。発行されたグローバルセッションIDは，Webクライアントに送信されるHTTPレスポンスボディに設定されます。同時に，SFOサーバに，グローバルセッション情報とともに格納されます。