Cosminexus 機能解説
プロセスを配置する場合の指針を示します。
各プロセスの起動方法については,マニュアル「Cosminexus システム運用ガイド」の,システムの起動と停止の説明を参照してください。
CTMで使用するプロセスの配置パターンについて説明します。
多数のEJBクライアントから,並列に配列したアプリケーションサーバ上のJ2EEサーバを呼び出す構成の例を次の図に示します。
図11-2 複数のEJBクライアントからJ2EEサーバを呼び出す構成の例
Webブラウザから,並列に配置したWebサーバ/アプリケーションサーバ上のWebコンテナを経由して,J2EEサーバを呼び出す構成の例を次の図に示します。なお,Webサーバとアプリケーションサーバは同じホスト上に配置しています。
図11-3 WebブラウザからJ2EEサーバを呼び出す構成(小規模)の例
WebブラウザからWebサーバ上のWebコンテナを経由して,アプリケーションサーバ上のJ2EEサーバを呼び出す構成の例を次の図に示します。Webサーバとアプリケーションサーバのホストを分けることで,それらを容易に多対多の関係で構成できます。
図11-4 WebブラウザからJ2EEサーバを呼び出す構成(大規模)の例
グローバルCORBAネーミングサービスを独立したホストに配置してレプリカを作成することで,ネーミングサービスの可用性を向上させることができます。このホストを,統合ネーミングスケジューラサーバといいます。統合ネーミングスケジューラサーバにJ2EEサーバを配置する必要はありません。
ただし,ほかのホスト上の業務処理プログラム情報を統合ネーミングスケジューラサーバのグローバルCORBAネーミングサービスに登録するためには,CTMデーモンは統合ネーミングスケジューラサーバにも配置しておく必要があります。
独立した統合ネーミングスケジューラサーバを構築する構成を次の図に示します。
図11-5 独立した統合ネーミングスケジューラサーバを構築する構成(統合ネーミングスケジューラサーバモデル)の例
なお,この構成の場合,統合ネーミングスケジューラサーバのCTMデーモンにはcreate要求以外が送信されないため,統合ネーミングスケジューラサーバではCTMレギュレータを起動しなくてもかまいません。
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