Cosminexus 機能解説
サーバ起動・停止フック機能は,com.hitachi.software.ejb.application.InitTermProcessインタフェースを実装することで利用できます。サーバ起動フック処理はserverInitializingメソッド,停止フック処理はserverTerminatingメソッドに実装します。次に,InitTermProcessインタフェースの実装例を示します。
package sample; import com.hitachi.software.ejb.application.InitTermProcess; import com.hitachi.software.ejb.application.InitTermException; public class AppInitTerm implements InitTermProcess { public void serverInitializing() throws InitTermException { try { // サーバ起動フック処理 } catch (Exception e) { throw new InitTermException("詳細メッセージ"); } } public void serverTerminating() throws InitTermException { try { // サーバ停止フック処理 } catch (Exception e) { throw new InitTermException("詳細メッセージ"); } } } |
J2EEサーバ,Webコンテナサーバは,起動時にデフォルトコンストラクタを使用してサーバ起動・停止フック機能のインスタンスを生成します。このため,クラスおよびデフォルトコンストラクタのアクセス指定子には,publicを指定してください。
サーバ停止フック処理が呼び出されるタイミングは,アプリケーションの停止処理後になります。J2EEサーバおよびWebコンテナサーバでは,スレッドの停止処理を行っていないため,処理スレッドは残りますが,サーバ停止フック処理後に,新たにアプリケーションは実行されません。
ユーザ定義ファイル(usrconf.properties)のサーバ起動・停止フック機能用のプロパティキー(ejbserver.application.InitTermProcessClasses)に,サーバ起動・停止フックのクラス名を指定します。また,サーバ起動・停止フックのクラス名は複数指定できます。ユーザ定義ファイル(usrconf.properties)については,マニュアル「Cosminexus リファレンス 定義編」を参照してください。
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