Cosminexus 機能解説
管理対象オブジェクト(AdminObject)をルックアップによって取得できます。管理対象オブジェクトは,J2EEアプリケーションの中からメッセージを送信したり,同期受信したりする場合に,メッセージの送信先の情報を得るために必要です。管理対象オブジェクトをルックアップするためには,リソースアダプタとJ2EEアプリケーションの設定が必要です。ここでは,設定の概要について説明します。
ルックアップの対象にする管理対象オブジェクトの情報は,リソースアダプタのプロパティとして設定します。リソースアダプタのプロパティは,Connector属性ファイルで設定します。
管理対象オブジェクトをルックアップの対象にする場合は,<adminobject-name>タグに管理対象オブジェクト名を必ず指定してください。管理対象オブジェクト名は,管理対象オブジェクトがリソースアダプタごとに複数定義された場合に,管理対象オブジェクトを一意に識別するために使用されます。
設定項目については,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」のリソースアダプタのプロパティ定義でできることの説明を参照してください。
管理対象オブジェクトをルックアップするJ2EEアプリケーションの設定は,属性ファイルまたはアノテーションで設定できます。
<resource-env-ref>タグ下の次の要素を設定します。
<resource-env-ref-name>タグ下にルックアップで使用する名称を指定します。<resource-env-ref-type>タグ下に参照する管理対象オブジェクトの型を指定します。<linked-adminobject>タグ下にリソースアダプタの管理対象オブジェクトの名前,リソースアダプタの表示名を指定します。
設定については,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」のJ2EEアプリケーションのプロパティ定義で設定できることの説明を参照してください。
@ResourceのmappedName属性に,ルックアップする管理対象オブジェクト名を指定します。次の形式で指定します。リソースアダプタの表示名と管理対象オブジェクト名を区切る区切り文字には「!#」を使用します。
@Resource(mappedName="リソースアダプタの表示名!#管理対象オブジェクト名") |
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