DB Connectorでは，コンテナ管理のサインオンとコンポーネント管理のサインオンをサポートしています。

それぞれの方法の特徴を次に示します。

コンテナ管理でのサインオンの場合

コンテナ管理のサインオンを使用する場合，DB Connectorで設定するユーザ名とパスワードを使用して，データベースにアクセスします。

コンポーネント管理でのサインオンの場合

コンポーネント管理でのサインオンを使用する場合，コネクションファクトリのgetConnectionメソッドに渡されたユーザ名とパスワードを使用してデータベースにアクセスします。

なお，DBConnector_DABJ_XA.rarを使用する場合（グローバルトランザクションを使用する場合），XAOpen文字列に指定されたユーザ名とパスワードだけが有効となります。このため，getConnectionメソッドでユーザ名とパスワードを指定して利用する，コンポーネント管理でのサインオンはできません。

コンテナ管理のサインオンをするときに，サインオンの最適化機能を使用すると，コンテナ管理でのサインオン動作が最適化され，データベースとのコネクション取得のパフォーマンスが向上します。

DB Connectorのコンテナ管理でのサインオンの最適化をするための設定は，J2EEサーバのプロパティをカスタマイズして設定します。J2EEサーバの動作設定のカスタマイズについては，マニュアル「Cosminexus　システム構築ガイド」を参照してください。

注意

• コンテナ管理でのサインオンの最適化は，コンポーネント管理のサインオンをしない場合に使用してください。コンテナ管理でのサインオンの最適化をすると，コンポーネント管理でのサインオンは利用できなくなります。
• コネクションプールのクラスタ化機能を利用する場合，一つのクラスタコネクションプール内で，コンテナ管理でのサインオンとコンポーネント管理でのサインオンを混在して使用できません。