Cosminexus 機能解説
DB Connectorを使用した場合,JDBCのAPIであるjava.sql.PreparedStatementとjava.sql.CallableStatementの再利用を行うプーリング機能を使用できます。ステートメントプーリング機能によって,PreparedStatementとCallableStatementを使用した場合のパフォーマンス向上が図れます。なお,PreparedStatementとCallableStatementのプールサイズは,DB Connectorの設定で指定します。ステートメントプーリングを使用する際のプールサイズ設定の指針については,マニュアル「Cosminexus システム設計ガイド」を参照してください。また,DB Connectorのプロパティ定義については,マニュアル「Cosminexus アプリケーション設定操作ガイド」を参照してください。
ステートメントプーリング機能を利用するには,コネクションプーリング機能を使用する必要があります。また,トランザクションサポートレベルにグローバルトランザクションを指定した場合,HiRDBのバージョンによっては利用できないことがあります。
トランザクションサポートレベル,コネクションプーリング使用の有無,使用するデータベースの種類との対応による,ステートメントプーリング利用について次の表に示します。
表9-33 ステートメントプーリングの利用
トランザクションサポートレベル | コネクションプーリングを使用する | コネクションプーリングを使用しない | |||
---|---|---|---|---|---|
HiRDB※1 | Oracle | SQL Server | XDM/RD E2 | HiRDB/Oracle/ SQL Server |
|
トランザクションなし(NoTransaction) | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
ローカルトランザクション(LocalTransaction) | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
グローバルトランザクション(XATransaction) | ○※2 | ○ | × | × | × |
(凡例) ○:利用できる ×:利用できない
なお,XDM/RD E2を使用する場合は,XDM/RD E2 11-02以降のバージョンとCosminexus DABroker Library 03-13以降,またはXDM/RD E2 11-03以降のバージョンとHiRDB Type4 JDBC Driver 08-02以降を使用する場合にだけステートメントプーリング機能を使用できます。XDM/RD E2と接続する場合の設定については,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」のリソースアダプタのプロパティ定義に関する説明を参照してください。
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