Cosminexus 機能解説

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9.8.1 JavaBeansリソースの開始処理の流れ

J2EEサーバで,複数のJavaBeansリソースを開始状態にできます。サーバ管理コマンドを使用した場合の,JavaBeansリソースの開始処理の流れを次の図に示します。

図9-14 JavaBeansリソースの開始処理の流れ

[図データ]

  1. JavaBeansリソースをインポートして,開始する。
    サーバ管理コマンドを使用して,J2EEサーバにJavaBeansリソースをインポートして開始します。
  2. ネーミングサービスにJavaBeansリソースのリファレンスを登録する。
    JavaBeansリソースの開始時に,ネーミングサービスのJ2EEリソース用の名前空間にJavaBeansリソースのリファレンスを登録します。
  3. J2EEアプリケーションからネーミングサービスにルックアップする。
    JavaBeansリソースを利用するJ2EEアプリケーションから,ネーミングサービスにルックアップを行います。ルックアップ処理の延長でJavaBeansリソースのsetメソッドが呼ばれて,JavaBeansリソース属性ファイルに指定したプロパティ値が設定されます。
  4. 取得したリファレンスを使用して,JavaBeansリソースのgetメソッドの呼び出しを行います。
    ルックアップして取得したリファレンスを使用して,JavaBeansリソースのgetメソッドの呼び出しを行い,setメソッドで設定した値をgetメソッドで取得します。

JavaBeansリソースの実装クラスは,単独のクラスで構成される場合はクラスファイルの形式で,JavaBeansリソースのクラスと関連クラスのように複数のクラスで構成される場合はJARファイルの形式で利用できます。

JavaBeansリソースの設定方法については,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」および「Cosminexus アプリケーション設定操作ガイド」のJavaBeansリソースの設定の説明を参照してください。