Cosminexus 機能解説
9.4.5 HiRDBと接続する場合の前提条件と注意事項
(1) HiRDB Version 7の場合の前提条件
HiRDB Version 7の場合の前提条件について示します。
(2) HiRDB Version 8の場合の前提条件
HiRDB Version 8の場合の前提条件について示します。
(3) HiRDBと接続するときの注意事項
HiRDBと接続する場合の注意を次に示します。
- HiRDBの自動再接続機能を使用すると,データベースネットワーク障害などでHiRDBサーバとの接続が切断された場合に,コネクションが自動的に再接続されます。ただし,トランザクション中に接続が切断されると,SQLException例外が発生します。J2EEアプリケーションでSQLException例外を受け取ったときには,処理を続行しないでください。続けてDBMSにアクセスするとデータの不整合などの問題が発生するおそれがあります。
- コネクションプール機能とステートメントプーリング機能を有効にして,Statement.cancel()を使用すると,SQLException例外が発生することがあります。この場合,コネクションプール機能,またはステートメントプーリング機能のどちらかを無効にすることをお勧めします。
- HiRDBのバージョンが07-01以前で,トランザクションサポートレベルにXATrasactionを使用する場合,トランザクション外でコネクションを使用してデータベースにアクセスすると,コネクションが二つ使用されます。
HiRDBのバージョンが07-02以降で,J2EEアプリケーションが次の条件をすべて満たす場合は,コネクションが二つ使用され,HiRDBへの接続が同時に利用しているユーザ数の2倍になります。HiRDBのシステム共通定義のpd_max_usersオペランドに,同時に利用しているユーザ数の2倍の値を指定してください。pd_max_usersオペランドについては,マニュアル「HiRDB システム定義」を参照してください。
- トランザクションサポートレベルがXATrasactionのDB Connectorを使用する。
- Application Serverが管理するトランザクション内でコネクション※を使ってデータベースにアクセスする。
- 2.のトランザクションが決着する前に,トランザクション外でコネクション※を使ってデータベースにアクセスする。
注※ このコネクションは1.のDB Connectorから取得したコネクションで,かつ同一コネクションです。
- HiRDBのバージョンが07-01以前で,ステートメントプーリング機能を有効にした場合,Application Serverが管理するトランザクションで使用するときだけ,ステートメントプーリング機能が使用できます。これ以外の場合はエラーが発生します。
HiRDBのバージョンが07-02以降で,J2EEアプリケーションが次の条件をすべて満たす場合は,エラーが発生します。
- トランザクションサポートレベルがXATrasactionのDB Connectorを使用する。
- Application Serverが管理するトランザクション内でコネクション※を使ってデータベースにアクセスする。
- 2.のトランザクションが決着する前に,トランザクション外でコネクション※を使ってデータベースにアクセスする。
注※ このコネクションは1.のDB Connectorから取得したコネクションで,かつ同一コネクションです。
- HiRDBのバージョンが07-01以前で,コネクションの障害検知機能を有効にした場合,障害検知が誤動作するおそれがあるため,無効にしてください。
HiRDBのバージョンが07-02以降の場合は,コネクションの障害検知機能を使用できます。
- 次の条件をすべて満たす場合,同一コネクションを複数の異なるグローバルトランザクションに同時に参加させることはできません。トランザクションごとに使用するコネクションを分けてください。
- トランザクションサポートレベルがXATrasactionのDB Connectorを使用する。
- Application Serverが管理するトランザクション内でコネクション※を使ってデータベースにアクセスする。
- 2.のトランザクションが決着する前に,トランザクション外でコネクション※を使ってデータベースにアクセスする。
注※ このコネクションは1.のDB Connectorから取得したコネクションで,かつ同一コネクションです。
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