Cosminexus 機能解説
ネーミング管理機能では,JNDIを介して分散オブジェクトを検索するときに,JNDIが接続するCORBAネーミングサービスの切り替えができます。切り替えは,InitialContextクラスのインスタンスに対して,プリフィックス「corbaname:」を付与した名前をlookupメソッドの引数に渡すことで実現できます。
CORBAネーミングサービスの切り替えの流れを次の図に示します。
図8-12 CORBAネーミングサービスの切り替えの流れ
ネーミングサービスの切り替えの流れを説明します。この流れでは,J2EEアプリケーションから,プリフィックス「corbaname:」を付与したルックアップを2回実行します。プリフィックスの後ろに指定したホスト名に応じて,接続するCORBAネーミングサービスが切り替えられます。
CORBAネーミングサービスの切り替えは,サーバ管理コマンドを使用した,Enterprise Beanリファレンスの解決で行います。操作については,マニュアル「Cosminexus アプリケーション設定操作ガイド」のJ2EEアプリケーションのプロパティ設定に関する内容を参照してください。
なお,CORBAネーミングサービスがローカルホスト上で動作する場合,ネーミングサービスのホスト名に関する設定では,"localhost"の文字列ではなく,マシン名またはIPアドレスを指定してください。
ネーミングサービスのホスト名の設定は,J2EEサーバのプロパティをカスタマイズして設定します。J2EEサーバの動作設定のカスタマイズについては,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」を参照してください。
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