Cosminexus 機能解説
ここでは,Enterprise BeanまたはJ2EEリソースに別名を設定する方法について説明します。
Enterprise Beanの別名は,次の2種類の方法で設定できます。
それぞれの方法について説明します。
サーバ管理コマンド(cjsetapppropコマンド)で設定します。別名は,属性ファイルの次のタグに指定します。
設定方法の詳細は,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」の,J2EEアプリケーションに含まれるEnterprise Beanの別名の設定についての説明を参照してください。
@Statelessまたは@StatefulのmappedName属性で指定します。
アノテーションで別名を指定する場合のコーディング例を次に示します。この例は,@StatelessのmappedName属性にStateless Session Beanの別名「MyFoo」を設定する場合の例です。
@Stateless(mappedName="MyFoo") public class FooEB implements FooIF { ... } public interface FooIF { ... } |
@Stateless,@StatefulのmappedName属性に指定した別名は,Session Bean属性ファイルの<hitachi-session-bean-property><mapped-name>タグに設定されます。
@Stateless,@StatefulのmappedName属性を指定して別名を指定している場合に,Session Bean属性ファイルで<optional-name>タグまたは<local-optional-name>タグに別名を設定したときには,<optional-name>タグおよび<local-optional-name>タグの指定が有効になります。
サーバ管理コマンドとアノテーションの両方で別名を指定した場合に有効になるタグについて,次の表に示します。
表8-6 サーバ管理コマンドとアノテーションの両方で別名を指定した場合に有効になるタグ
別名の設定対象 | @Stateless,@StatefulのmappedName属性だけを指定 | <optional-name>タグ,<local-optional-name>タグだけを指定 | @Stateless,@StatefulのmappedName属性および<optional-name>タグ,<local-optional-name>タグの両方を指定した場合 |
---|---|---|---|
リモートインタフェース | <mapped-name>タグ※ | <optional-name>タグ | <optional-name>タグ |
ローカルインタフェース | <mapped-name>タグ※ | <local-optional-name>タグ | <local-optional-name>タグ |
注※ @Stateless,@StatefulのmappedName属性に指定した値が設定されるタグです。
J2EEリソースの別名は,サーバ管理コマンド(cjsetrespropコマンドまたはcjsetrarpropコマンド)を使用して設定できます。別名は,属性ファイルの次のタグに指定します。
表8-7 サーバ管理コマンドとアノテーションの両方で別名を指定した場合に有効になるタグ
リソースの種別 | 属性ファイル | 指定するタグ |
---|---|---|
リソースアダプタ | Connector属性ファイル | <resource-external-property>下の<optional-name>タグ |
メールコンフィグレーション | メール属性ファイル | |
JavaBeansリソース | JavaBeansリソース属性ファイル | <resource-env-external-property>下の<optional-name>タグ |
設定方法の詳細は,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」のリソースの別名の設定についての説明を参照してください。
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