Cosminexus 機能解説

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

5.12.2 EJBコンテナの通信ポートとIPアドレスの固定(TPBrokerのオプション)

J2EEサーバ経由でCosminexus TPBrokerのオプションを定義することで,EJBコンテナの通信ポート,およびIPアドレスを固定して運用できます。使用するポートを最小限にしてシステムのセキュリティを高める場合は,ポート固定の設定を強く推奨します。Cosminexus TPBrokerのオプションの詳細については,マニュアル「TPBroker ユーザーズガイド」を参照してください。また,EJBコンテナの通信ポートおよびIPアドレスを固定するためのCosminexus TPBrokerのオプションは,J2EEサーバのプロパティをカスタマイズして設定します。J2EEサーバの動作設定のカスタマイズについては,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 通信ポートの固定
(2) IPアドレスの固定

(1) 通信ポートの固定

EJBコンテナの通信ポートは,デフォルトではCosminexus TPBrokerによってランダムな値が割り当てられています。

これに対して,Cosminexus TPBrokerのオプションとして任意の値を指定して,J2EEサーバ単位で通信ポートを固定できます。ポート番号については,ほかのプログラムなどと重複しないようにしてください。

(2) IPアドレスの固定

EJBコンテナのIPアドレスは,デフォルトではCosminexus TPBrokerによって実行環境のマシンのシステムから取得して割り当てられています。

これに対して,Cosminexus TPBrokerのオプションとして任意の値を指定して,J2EEサーバ単位でIPアドレスを固定できます。