Cosminexus 機能解説
Timer Serviceの運用で使用する機能,および注意事項について説明します。
Timer Serviceの運用で使用する機能について説明します。運用機能には次の二つがあります。
これらの機能は,J2EEサーバのプロパティをカスタマイズして設定します。設定するプロパティについては,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」のJ2EEサーバの動作設定のカスタマイズに関する説明を参照してください。
タイムアウトメソッドのコールバックを処理するスレッドを,J2EEサーバ全体で同時に幾つ実行するかを設定します。これをコールバック最大スレッド数といいます。
複数のEJBタイマが同時にタイムアウトした場合,タイムアウトメソッドのコールバックの最大スレッド数の設定によって,次のような動作になります。
コールバック最大スレッド数の設定とコールバック処理の関係について次の図に示します。
図5-21 コールバック最大スレッド数の設定とコールバック処理の関係
この図の場合,EJBタイマ1のタイムアウトの1分後に,EJBタイマ2のタイムアウトになる設定にしています。コールバック最大スレッド数を1に設定した場合は,EJBタイマ1のコールバック処理が終了したあと,EJBタイマ2のコールバック処理が開始されます。コールバック最大スレッド数を2に設定した場合は,二つのコールバックを並行して処理できるため,設定どおりにEJBタイマ1の1分後にEJBタイマ2のコールバック処理が開始されます。
タイムアウトメソッドのコールバックに失敗した場合は,コールバックをリトライします。
コールバックが失敗する要因として次のケースが考えられます。
コールバックのリトライを行うには,次の二つを設定します。
Timer Serviceを利用する場合の注意事項について説明します。
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