Cosminexus 機能解説
デフォルトインターセプタは,EJB-JAR属性ファイルを使用して,EJB-JARの属性として設定します。ここでは,EJB-JAR属性ファイルを使用したデフォルトインターセプタの使用方法について説明します。
EJB-JAR属性ファイルで,<hitachi-ejb-jar-property>タグ下の<interceptor-binding>タグを記述することで,デフォルトインターセプタの情報を指定できます。<interceptor-binding>タグ下に指定する要素を次の表に示します。
表5-11 デフォルトインターセプタを使用する場合に<interceptor-binding>タグ下に指定する要素
タグ名 | 必須/任意 | 指定内容 |
---|---|---|
<description> | 任意 | 任意の情報を指定します。 |
<ejb-name> | 必須 | "*"(ワイルドカード)を指定します。 |
<interceptor-class> | 必須 | 要素にインターセプタクラスのクラス名を指定します。 |
これ以外のタグで指定した要素の値は,反映されません。
デフォルトインターセプタを使用する場合のEJB-JAR属性ファイルの記述例を次に示します。
<hitachi-ejb-jar-property> …(略)… <interceptor-binding> <description xml:lang="en">Default Interceptor</description> <ejb-name>*</ejb-name> <interceptor-class>test.ejb30.MyDefaultIC</interceptor-class> <interceptor-class>test.ejb30.MyDefaultIC2</interceptor-class> </interceptor-binding> …(略)… </hitachi-ejb-jar-property> |
この記述例では,デフォルトインターセプタクラスとして,「test.ejb30.MyDefaultIC」と「test.ejb30.MyDefaultIC2」の二つのクラスを指定しています。
EJB-JAR属性ファイルは,サーバ管理コマンド(cjsetapppropコマンド)を使用してJ2EEアプリケーションに設定します。なお,J2EEアプリケーションに含まれないEJB-JARファイルに対して,サーバ管理コマンド(cjsetresprop -type ejbコマンド)を使用して設定することはできません。サーバ管理コマンドについての詳細は,マニュアル「Cosminexus リファレンス コマンド編」を参照してください。属性ファイルについての詳細は,マニュアル「Cosminexus リファレンス 定義編」を参照してください。
<interceptor-class>タグでのクラス名の指定方法は,EJB 3.0仕様に準じます。次の規則に従って指定してください。
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