Webコンテナとのデータ送受信時にタイムアウトが発生したり,定義ファイルに記載誤りがあったりすると,リダイレクタはエラーステータスコードを返します。リダイレクタが返すエラーステータスコードと,エラーステータスコードを返す条件を,Webサーバの種類ごとに表に示します。
表4-39 リダイレクタが返すエラーステータスコードと発生条件(Hitachi Web Serverの場合)
エラーステータスコード |
エラーステータスコードを返す条件 |
400 Bad Request |
次のどちらかに該当する場合,エラーステータスコード400が返ります。
- リクエストのHostヘッダのポート番号が不正な場合
- リクエストのメソッドがPOSTではない場合※1
- リクエストにContent-Lengthヘッダがない(POSTリクエストである場合,ボディがチャンク形式である)場合※1
- リクエストのContent-Lengthヘッダの値が,POSTリクエスト転送先ワーカに設定されたPOSTデータサイズの上限を超えた値である場合※1
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500 Internal Server Error |
次のどれかに該当する場合,エラーステータスコード500が返ります。
- mod_jk.confの内容に記述誤りがある場合※2
- workers.propertiesの読み込みに失敗した場合,または内容に記述誤りがある場合※1
- リクエストヘッダが16KBを超えている場合※3
- Webコンテナとのコネクション確立に失敗した場合
- Webコンテナとのコネクション確立でタイムアウトが発生した場合
- Webコンテナへのデータ送信時にエラーが発生した場合
- Webコンテナへのデータ送信時にタイムアウトが発生した場合
- Webコンテナからのデータ受信時にエラーが発生した場合
- Webコンテナからのデータ受信時にタイムアウトが発生した場合
- クライアントからのPOSTデータの読み込みでタイムアウトが発生した場合
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注※1 POSTデータサイズによる振り分けで,デフォルトワーカを指定していない場合が該当します。
注※2 Windowsの場合だけ該当します。UNIXの場合は起動に失敗します。
注※3 Hitachi Web Serverの設定で16KB以上のリクエストヘッダを許可している場合が該当します。
表4-40 リダイレクタが返すエラーステータスコードと発生条件(Microsoft IISの場合)
エラーステータスコード |
エラーステータスコードを返す条件 |
400 Bad Request |
次のどちらかの場合,エラーステータスコード400が返ります。
- リクエストURLに"%"を含み,さらに"%"のあとに続く2文字が16進数を表さない文字(A〜F,a〜f,または0〜9以外の文字)の場合
- リクエストのHostヘッダのポート番号が不正の場合
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403 Forbidden |
次のどちらかの場合,エラーステータスコード403が返ります。
- リクエストURLが"hitachi_ccfj"から始まる場合※1
- リクエストURLに"%2F"が含まれる場合※1
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500 Internal Server Error |
次のどれかに該当する場合,エラーステータスコード500が返ります。
- isapi_redirect.confの内容に記述誤りがある場合
- workers.propertiesの読み込みに失敗した場合,または内容に記述誤りがある場合
- リクエストヘッダが16KBを超えている場合※2
- Webコンテナとのコネクション確立に失敗した場合
- Webコンテナとのコネクション確立でタイムアウトが発生した場合
- Webコンテナへのデータ送信時にエラーが発生した場合
- Webコンテナへのデータ送信時にタイムアウトが発生した場合
- Webコンテナからのデータ受信時にエラーが発生した場合
- Webコンテナからのデータ受信時にタイムアウトが発生した場合
- クライアントからのPOSTデータの読み込みでタイムアウトが発生した場合
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注※1 大文字・小文字の区別はありません。
注※2 Microsoft IISの設定で16KB以上のリクエストヘッダを許可している場合が該当します。
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