Cosminexus 機能解説
ここでは,HTTPレスポンス圧縮フィルタを使用する場合の条件や注意事項について説明します。
HTTPレスポンス圧縮機能を使用にするには,次の前提条件を満たしている必要があります。
HTTPレスポンス圧縮機能に必要なメモリ量は次の計算式で求められます。
HTTPレスポンス圧縮機能に必要なメモリ量(バイト)=HTTPレスポンス圧縮機能が有効となるHTTPリクエストの同時実行数×レスポンスの圧縮しきい値(バイト)
圧縮しきい値とは,HTTPレスポンスボディのサイズによって,HTTPレスポンスを圧縮するかどうかを判定するためのしきい値です。HTTPレスポンスボディのサイズが圧縮しきい値に定義したサイズを超える場合にだけ,HTTPレスポンスを圧縮します。なお,圧縮しきい値は,HTTPリクエストに対して設定します。
圧縮しきい値は,DD(web.xml)に定義します。圧縮しきい値を定義することで,HTTPレスポンスのサイズが小さい場合に,HTTPレスポンスの圧縮に掛かる時間が,通信に掛かる時間よりも大きくならないようにします。
圧縮しきい値は,圧縮するリソースの種別と通信回線の速度によって適切なサイズが決まります。圧縮しきい値に定義するサイズは実測で求め,適切なサイズを定義することを推奨します。
HTTPレスポンス圧縮機能が有効になる条件を指定できます。指定できる条件を次に示します。
図4-19 HTTPレスポンスの圧縮を実行するHTTPリクエストのURLパターンとして「*.html」を指定した場合の例
図4-20 HTTPレスポンスの圧縮を実行するHTTPレスポンスのMedia-Typeとして「text/html」を指定した場合の例
図4-21 HTTPレスポンスの圧縮を実行するHTTPレスポンスのボディサイズとして「200バイト」を指定した場合の例
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