Cosminexus 機能解説

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4.3.6 アクセスを許可するホストの制限によるアクセス制御

ここでは,アクセスを許可するホストの制限によるアクセス制御について説明します。

J2EEサーバへの不正アクセスを防ぐため,アクセスできるホストを制限できます。デフォルトでは,全ホストからのアクセスが可能な状態になっています。

ホストを制限するには,アクセスを許可するホストの,ホスト名,またはIPアドレスを設定します。このとき,ホスト名やIPアドレスの代わりにアスタリスク(*)を指定すると,全ホストからのアクセスを許可する設定になります。アクセスを許可するホストをホスト名で指定した場合,J2EEサーバ起動時にホスト名が解決されます。なお,ローカルホストは明記しなくても常にアクセスが許可されます。通常,外部ネットワークからアクセスされるシステムでは,プロキシサーバのIPアドレスを指定します。

アクセスを許可するホストをホスト名で指定した場合の注意事項を次に示します。

注意事項
  • hostsファイル,またはDNSなどでホスト名を解決できるようにする必要があります。解決できない場合はデフォルトの設定でサーバが起動されます。
  • ホスト名の解決をJ2EEサーバの起動時にするため,サーバの起動に時間が掛かることがあります。また,起動後に変更されたIPアドレスは反映されないことがあります。