Cosminexus 機能解説

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4.2 Webアプリケーションの実行

Webコンテナでは,Webアプリケーションを実行できます。Webアプリケーションとは,Webコンテナ上で動作するサーバプログラムのことです。

通常のWebサーバは,固定されたHTMLファイルだけを送信します。Webコンテナが機能することによって,Webコンテナ上でWebアプリケーションを実行し,Webクライアントから受け取ったデータを処理したり,その処理の結果に応じて異なるWebページを生成したりできるようになります。

Webアプリケーションは,主に,サーブレットおよびJSPと呼ばれる2種類の技術を使用して開発されたアプリケーションです。サーブレットはJavaプログラムを使い,HTMLを生成したり,Webクライアントから受け取った情報を処理したりする技術です。JSP(JavaServer Pages)はサーブレット技術を基盤に,HTMLページの中にタグやJavaプログラムを埋め込むことで,動的にWeb画面を生成する技術です。JSPはJSPコンパイラによって,一度Javaで記述されたサーブレットプログラムに変換され,そのあと,Javaコンパイラによってコンパイル,実行されます。

CosminexusのWebコンテナでは,Java Servlet 2.4仕様,およびJavaServer Pages(JSP)2.0仕様に準拠したWebアプリケーションを実行できます。Webアプリケーション実行機能の詳細については,Java Servlet Specification v2.4,およびJavaServer Pages Specification v2.0を参照してください。また,Webコンテナを使用してWebアプリケーションを実行するには,WebサーバとしてHitachi Web ServerまたはMicrosoft IISを使用するか,インプロセスHTTPサーバを使用する必要があります。

<この節の構成>
4.2.1 Webアプリケーションのデプロイとアンデプロイ
4.2.2 Webアプリケーションを実行する場合の留意事項
4.2.3 Webアプリケーションでのアノテーション指定