サーバの動作モードには,J2EEサーバモードとサーブレットエンジンモードがあります。さらに,J2EEサーバモードには,1.4モード,およびベーシックモードの2種類があります。このうち,ベーシックモードとサーブレットエンジンモードは,互換用の動作モードとなります。
このマニュアルのサーバの動作モードに関する記述は,すべて1.4モードの説明となります。なお,ベーシックモードおよびサーブレットエンジンモードについては,「付録A 旧バージョンとの互換用機能」を参照してください。
1.4モードで動作するWebコンテナは,J2EEのほかの要素と連携し,J2EEサーバの一部として動作します。この場合,Webコンテナ上で動作するWebアプリケーションからは,J2EEが定める幾つかのJ2EE関連のAPIを利用できます。
1.4モードで使用できるJ2EEの機能を次に示します。
- Servlet 2.3/Servlet 2.4
- JSP 1.2/JSP 2.0※1
- EJB 2.0
- Message-driven Bean
- ローカルインタフェース
- CMP 1.1
- CMP 2.0
- EJB 2.1※2
- ビジネスインタフェース/アノテーション/DI
- JDBC 2.0コア/JDBC 2.0オプションパッケージ
- JDBC 3.0※3
- JMS 1.0.2※4
- JMS 1.1※5
- Connector 1.0(JCA 1.0)
- Connector 1.5(JCA 1.5)
- JTA 1.0.1
- JavaMail 1.2※8
- JavaMail 1.3※8
- 注※1
- JSP 1.1は使用できません。
- 注※2
- CMP機能のうちEJB2.1での拡張部分,<service-ref>タグを使用したWebサービス連携機能は使用できません。
- 注※3
- 接続に使用するJDBCドライバが,JDBC 3.0仕様で規定された機能をサポートしている必要があります。
- 注※4
- Cosminexus RMまたはTP1/Message Queue - Accessを使用する場合は,JMS1.0.2であることが前提です。また,Topicを含む一部の機能に制限があります。
- 注※5
- JMS1.1を使用する場合,次の条件があります。
- JMSプロバイダがJMS1.1に対応していること
- Message-driven BeanがEJB2.1に対応していること(Message-driven Beanを使用する場合)
- 使用するリソースアダプタがConnector 1.5に対応していること
- 注※6
- リソースアダプタのDD(ra.xml)のtransaction-supportでLocalTransactionを指定し,ビジネスロジック中にリモートでJavaVMの呼び出しをしない場合に,ローカルトランザクションが利用できます。
- 注※7
- ライトトランザクションが有効になっているときは,グローバルトランザクションを使用できません。なお,ライトトランザクションについては,「9.10.4 ライトトランザクション」を参照してください。
- 注※8
- JavaMailで使用できるサービスプロバイダはSMTPだけです。メールの送信機能だけを使用できます(メールの受信機能は使用できません)。
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