JP1/ServerConductor/Control Manager

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jscmsmp -new(パーティションの作成)

形式

jscmsmp -new 
        -svpip SVPのIPアドレス
        -sno スロット番号リスト
        [-bsmip BSMのIPアドレス] [-os OS種類 ]
        [-td SVP-BMC時刻差] [-pow パネルスイッチ連動機能]
        [-prec Pre-Configure機能 ] [-ht Hyper-Threading無効指定 ]
        [-hdd HDD容量] [-agt Agentインストール] [-ccn ccNuma機能]
 
jscmsmp -new
        -svpip SVPのIPアドレス 
        -sno スロット番号リスト
        [-bsmip BSMのIPアドレス]
        -os HVM
        -hvmip HVM IPアドレス
        [-pow パネルスイッチ連動機能] [-prec Pre-Configure機能]

機能

なお,IA32では,複数のBladeServerを指定したパーティションを作成できません。

引数

-new

指定したスロットを使用してパーティションを作成します。パーティション作成時は,次に示す引数を使用してパーティション詳細情報を設定します。なお,指定できる引数は,OS種類によって異なります。

-svpip SVPのIPアドレス

サーバシャーシのSVPモジュールのIPアドレスを指定します。指定範囲は0〜255の半角数字です。ただし,0.0.0.0 および255.255.255.255は使用できません。

-sno スロット番号リスト

パーティションを構成するスロット番号を”,”(コンマ)で区切って指定します。スロット番号の指定範囲は,0〜254の半角数字です。「010」のように0から始まる場合は,「10」のように最初の0を省略してください。リストは,昇順で連続した数値を指定してください。

-bsmip BSMのIPアドレス

指定したサーバシャーシを管理しているBSMのIPアドレスを指定します。指定範囲は,0〜255の半角数字です。ただし,0.0.0.0 および255.255.255.255は使用できません。BSMのIPアドレスを指定した場合は,指定したBSMから対象のサーバシャーシを検索します。したがって,コマンドの応答時間が短縮されます。BSMのIPアドレスを指定しない場合は,Control Managerに登録されているすべてのBSMから対象のサーバシャーシを検索します。

-os OS種類 { 0 | 1 | 2 | 3 | 4 }

パーティションで動作するOSの種類を指定します。なお,指定を省略した場合は,「Don't Care」が指定されたものとして動作します。

-td SVP-BMC時刻差 { -nnn | [+]nnn }

SVPとBMCの時刻差(単位:分)を設定します。この引数は,OS種類がHP-UXの場合だけ使用できます。指定範囲はマイナス(−)の場合は1〜719です。プラス(+)の場合は0〜720です。「010」のように0から始まる場合は,「10」のように最初の0を省略してください。記号はプラス(+)の場合だけ省略できます。指定を省略した場合は,0(単位:分)が指定されたものとして動作します。なお,OS種類にHVMが設定されている場合は,0(単位:分)に固定されます。

-pow パネルスイッチ連動機能 { 0 | 1 }

パネルスイッチ連動機能の有効または無効を設定します。なお,指定を省略した場合は,「Enable」が指定されたものとして動作します。

-prec Pre-Configure機能 { 0 | 1 }

Pre-Configure機能の有効または無効を設定します。なお,指定を省略した場合は,「Disable」が指定されたものとして動作します。

-ht Hyper-Threading無効指定 { 0 | 1 }

Hyper-Threadingを無効指定します。指定を省略した場合は,「Processor Default」が指定されたものとして動作します。なお,OS種類にHVMが設定されている場合は,「Hyper Thread Disable」に固定されます。

-hdd HDD容量

HDDの容量(単位:GB)を設定します。指定範囲は0〜4294967295の半角数字です。「010」のように0から始まる場合は,「10」のように最初の0を省略してください。指定を省略した場合は,0(単位:GB)が指定されたものとして動作します。なお,OS種類にHVMが設定されている場合は,0に固定されます。

-agt Agentインストール { 0 | 1 }

Agentインストールの有効または無効を設定します。指定を省略した場合は,「Installed」が指定されたものとして動作します。なお,OS種類にHVMが設定されている場合は,「Installed」に固定されます。

-ccn ccNuma機能 { 0 | 1 }

ccNuma機能の有効または無効を指定します。指定を省略した場合は,「Enable」が指定されたものとして動作します。なお,OS種類にHVMが設定されている場合は,「Disable」に固定されます。

-hvmip HVM IPアドレス

HVM IPアドレスを指定します。指定範囲は0〜255の半角数字です。ただし,0.0.0.0 および255.255.255.255は使用できません。

OS種類によって指定できる項目

OS種類によって指定できる項目を次に示します。

項目 OS種類
Don't Care Windows Linux HP-UX HVM
SVP-BMC時刻差 ×
Pre-Configure機能
パネルスイッチ連動機能
Hyper-Threading無効指定 ×
HDD容量設定 ×
Agentインストール ×
ccNuma機能 ×
HVM IPアドレス × × × ×

(凡例)
○:指定できます。
×:指定できません。

注※
OS種類がHVMの場合は,コマンドの引数でHVM IPアドレスを必ず指定してください。指定しなかった場合はエラーが表示されます。

戻り値

戻り値 メッセージID 意味
0 正常終了
10 KASN2000A-E パラメーター指定エラーです
KASN20385-E
KASN20386-E
KASN20387-E
KASN20388-E
KASN20389-E
KASN2038A-E
KASN2038B-E
KASN2038C-E
KASN2038D-E
KASN20E79-E
12 KASN2000C-E IPアドレスが不正です
KASN20E80-E
15 KASN2FFFF-E 内部プログラムエラー(CMD制御)が発生しました
21 KASN207D0-E DB制御アクセスエラーです
23 KASN209C4-E 該当データがありません
24 KASN207DA-E 内部プログラムエラー(DB制御)が発生しました
KASN20B54-E
KASN20BAE-E
30 KASN20BCC-E BSM連携エラーです
KASN20BCD-E
KASN20BD2-E
KASN20BDB-E
32 KASN20BBA-E 内部プログラムエラー(BSM制御)です
KASN203ED-E
KASN20BD1-E
33 KASN203F0-E Hitachi Control Manager Serviceエラーです
KASN203F4-E
KASN20BDA-E
37 KASN20E76-E 指定された管理対象サーバの情報がBlade Server Manager から取得できませんでした
50 KASN20BD0-E ほかのオペレーションが実行中です
56 KASN20BDE-E コマンドの実行に失敗しました
KASN20E77-E
KASN20E78-E
KASN20E7A-E
KASN20E7B-E
KASN20E7C-E
KASN20E7E-E
KASN20E7F-E
KASN20E81-E
KASN20E82-E
KASN20E83-E
KASN20E84-E
KASN20E85-E
KASN20E86-E
KASN20E87-E
KASN20E8A-E
60 KASN203F2-E BSMアクセスタイムアウトエラーです
99 KASN299G0-E ユーザーの実行権限を確認できませんでした

注意事項

エラー時のメッセージの説明および対処方法については,「付録C.4 コマンド制御に関するメッセージ(KASN2nnnn)」を参照してください。