• 指定したサーバシャーシのすべてのスロット情報を取得する場合
  

  jscmgetslotinfo -svpip SVPのIPアドレス [-bsmip BSMのIPアドレス]

• 指定したスロットのスロット情報を取得する場合
  

  jscmgetslotinfo -svpip SVPのIPアドレス
                  -sno スロット番号 [-bsmip BSMのIPアドレス]

• 指定した引数の値だけを表示する場合
  

  jscmgetslotinfo -svpip SVPのIPアドレス
                  -sno スロット番号
                  {-pno | -mtp | -allo | -n_1 | -clk}
                  [-bsmip BSMのIPアドレス]

• 指定したサーバシャーシのすべてのスロット情報を取得する場合
  引数で指定したサーバシャーシのすべてのスロット情報を取得し，一覧で表示します。
  
• 指定したスロットのスロット情報を取得する場合
  引数で指定したサーバシャーシのすべてのスロット情報を取得し，指定したスロットの情報だけを1行で表示します。
  
• 指定した引数の値だけを表示する場合
  引数で指定したサーバシャーシのすべてのスロット情報を取得し，指定したスロットの指定した項目の値だけを表示します。
  

-svpip SVPのIPアドレス

サーバシャーシのSVPモジュールのIPアドレスを指定します。指定範囲は0〜255の半角数字です。ただし，0.0.0.0または255.255.255.255は使用できません。

-sno スロット番号

一つのスロット番号の情報だけを表示する場合に指定します。スロット番号の指定範囲は，0〜254の半角数字です。「010」のように0から始まる場合は，「10」のように最初の0を省略してください。

-bsmip BSMのIPアドレス

指定したサーバシャーシを管理しているBSMのIPアドレスを指定します。指定範囲は，0〜255の半角数字です。ただし，0.0.0.0 および255.255.255.255は使用できません。BSMのIPアドレスを指定した場合は，指定したBSMから対象のサーバシャーシを検索します。したがって，コマンドの応答時間が短縮されます。BSMのIPアドレスを指定しない場合は，Control Managerに登録されているすべてのBSMから対象のサーバシャーシを検索します。

-pno

スロットのパーティション番号だけを表示する場合に指定します。

-mtp

スロットのモジュールタイプだけを表示する場合に指定します。

-allo

スロットのホストグループ割り当て状態だけを表示する場合に指定します。

-n_1

スロットのN+1グループの登録状態だけを表示する場合に指定します。

-clk

CPUのクロック周波数だけを表示する場合に指定します。

戻り値	メッセージID	意味
0	−	正常終了
10	KASN2000A-E	パラメーターが不正です
	KASN20385-E
	KASN20EDA-E
12	KASN2000C-E	IPアドレスが不正です
15	KASN2FFFF-E	内部プログラムエラー（CMD制御）が発生しました
21	KASN207D0-E	データベースへの接続に失敗しました
23	KASN209C4-E	該当データがありません
24	KASN207DA-E	内部プログラムエラー（DB制御）が発生しました
	KASN20B54-E
	KASN20BAE-E
30	KASN20BD2-E	BSM連携エラーです
	KASN20BCC-E
	KASN20BDB-E
32	KASN20BBA-E	内部プログラムエラー（BSM制御）です
	KASN203ED-E
	KASN20BD1-E
33	KASN203F0-E	Hitachi Control Manager Serviceエラーです
	KASN203F4-E
	KASN20BDA-E
37	KASN20ED9-E	指定された管理対象サーバの情報がBlade Server Manager から取得できませんでした
50	KASN20BD0-E	ほかのオペレーションが実行中です
57	KASN20EDB-E	コマンドの実行に失敗しました
	KASN20EDD-E
60	KASN203F2-E	BSMアクセスタイムアウトエラーです
99	KASN299G0-E	ユーザーの実行権限を確認できませんでした

エラー時のメッセージの説明および対処方法については，「付録C.4　コマンド制御に関するメッセージ（KASN2nnnn）」を参照してください。

出力結果の書式を次に示します。一つの項目を限定して表示する場合に指定するオプション名を「限定表示」に示します。

なお，指定した引数の値だけを表示する場合，出力結果には値だけが出力されます。「SLOT_NO =」，「PARTITION_NO =」などの出力データの項目名は出力されません。出力結果については，出力例を参照してください。

出力データ	意味	限定表示
SLOT_NO = スロット番号	スロット番号	なし
PARTITION_NO = パーティション番号 -1：取得不可※，-9：構成しているパーティションがない	現在スロットが構成しているパーティション番号	-pno
MODULE_TYPE = モジュールタイプ -1：取得不可※	モジュールタイプ	-mtp
ALLOCATION = ホストグループ割り当て 0：割り当てなし，1：割り当て済み，-1：取得不可※	BSMのホストグループ割り当て状態	-allo
N_1 = N+1登録状態 0：登録されていない，1：登録されている，-1：取得不可※	スロットのN+1グループ登録状態	-n_1
CPU_CLOK = CPUクロック周波数1[.CPUクロック周波数2…] -1：取得不可※，-9：CPU未搭載	CPUクロック周波数 （単位：MHz）	-clk

注※

SVPの内部異常時は，出力データを取得できず取得不可を示す場合と，コマンドがエラーリターンする場合があります。

このコマンドの出力例を次に示します。

• 指定したサーバシャーシのすべてのスロット情報を取得する場合
  

  

• 指定したスロットのスロット情報を取得する場合
  

  

• 指定した引数の値だけを表示する場合