JP1/ServerConductor/Control Manager

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jscmdetachdisk

形式

jscmdetachdisk { -i IPアドレス | -m MACアドレス }

機能

指定したサーバに割り当てられたブートディスク以外のディスク割り当てを解除します。

引数

-i IPアドレス

ディスク割り当てを一時解除するサーバのIPアドレスを指定します。ただし,次のIPアドレスは指定できません。

 

-m MACアドレス

ディスク割り当てを一時解除するサーバのMACアドレスを指定します。

実行条件

このコマンドを実行する前に次の条件を満たしているか確認してください。

注意事項

SANブート環境のシステムで,BSMのストレージ運用支援機能のホストグループ割り当て定義ファイルと実際のシステムの状態が異なる状況で,このコマンドとデプロイメント制御機能の各コマンドを組み合わせて実行した場合,システムを破壊する恐れがあります。SANブート環境でこのコマンドおよびデプロイメント制御機能の各コマンドを利用する場合は,実際のシステムとホストグループ割り当て定義ファイルの内容を一致させてください。

このコマンドを実行してから,jscmattachdiskコマンドを実行するまでの間にBSMを操作した場合,次のエラーメッセージが表示されることがあります。この場合はエラーコードに対応した対処を実行してください。

 

エラーコード:
KASM 510AF

メッセージ:
ディスク割り当て一時解除中のパーティションに対して,ホストグループの割当定義を変更しようとして失敗しました。
ホストグループの割当定義を変更したい場合は,ディスク割り当ての復帰を行なってから再実行してください。

原因:
ディスク割り当て一時解除を実行中に,ホストグループの割り当て状態を変更しようとしました。

対処:
Control Managerがディスク割り当て一時解除を実行した,または実行中の可能性があります。
ホストグループの割り当て定義を変更したい場合は,jscmattachdiskコマンドを使用しディスク割り当てを復帰してから再実行してください。
 

エラーコード:
KASM 510B0

メッセージ:
ディスク割り当て一時解除中のパーティションに対して,N+1コールドスタンバイの切り替えをしようとして失敗しました。
N+1コールドスタンバイの切り替えを行ないたい場合は,ディスク割り当ての復帰を行なってから再実行してください。

原因:
ディスク割り当て一時解除を実行中に,N+1コールドスタンバイの切り替えを行なおうとしました。

対処:
Control Managerがディスク割り当て一時解除を実行した,または実行中の可能性があります。
N+1コールドスタンバイの切り替えをしたい場合は,jscmattachdiskコマンドを使用し,ディスク割り当てを復帰してから再実行してください。
 

エラーコード:
KASM 510B1

メッセージ:
ディスク割り当て一時解除中のパーティションに対して,N+1コールドスタンバイの復帰を実行しようとして失敗しました。
N+1コールドスタンバイの復帰を行ないたい場合は,ディスク割り当ての復帰を行なってから再実行してください。

原因:
ディスク割り当て一時解除を実行中に,N+1コールドスタンバイの復帰を行なおうとしました。

対処:
Control Managerがディスク割り当て一時解除を実行した,または実行中の可能性があります。
N+1コールドスタンバイの復帰をしたい場合は,jscmattachdiskコマンドを使用し,ディスク割り当てを復帰してから再実行してください。

このコマンドは,Control ManagerにIPアドレスが登録されていない状態では,-iで指定しても-mで指定してもエラーになります。

このコマンドでディスク割り当てを一時解除している状態で,そのサーバを管理するBSMの登録をControl Managerから解除しないでください。

戻り値

戻り値 メッセージID 意味
0 正常終了
10 KASN2000A-E パラメーター指定エラーです
11 KASN2000B-E MACアドレスが不正です
12 KASN2000C-E IPアドレスが不正です
15 KASN2FFFF-E 内部プログラムエラー(CLI)です
21 KASN207D0-E DB制御アクセスエラーです
24 KASN20BAE-E 内部プログラムエラーです
30 KASN20BCC-E BSM連携エラーです
KASN20BCD-E
KASN20BD2-E
KASN20BDB-E
KASN20BD9-E
31 KASN20BE-E BSM連携エラー(情報取得失敗)です
32 KASN203ED-E 内部プログラムエラー(BSM制御)です
KASN203F3-E
KASN20BBA-E
KASN20BD1-E
33 KASN203F0-E Hitachi Control Manager Serviceエラーです
KASN203F4-E
KASN20BDA-E
37 KASN203EF-E 指定サーバなしエラーです
KASN20BBF-E
KASN20BDC-E
KASN20E10-E
50 KASN20BD0-E ほかのオペレーションが実行中です
51 KASN20BCF-E JP1/HiCommand Device Managerアクセスエラーです
54 KASN20D48-E ディスク割り当て一時解除/復帰エラーです
KASN20D49-E
KASN20D4A-E
KASN20D4B-E
KASN20D4C-E
KASN20D4D-E
KASN20D4E-E
KASN20D4F-E
KASN20D50-E
KASN20D51-E
KASN20D52-E
55 KASN20037-E 実行対象外エラーです
KASN20BDF-E
60 KASN203F2-E BSMアクセスタイムアウトエラーです
99 KASN299G0-E ユーザーの実行権限を確認できませんでした

エラー時のメッセージの説明および対処方法については,「付録C.4 コマンド制御に関するメッセージ(KASN2nnnn)」を参照してください。