JP1 Version 8 JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド
(1) Asset Information Managerを上書きインストールする
Asset Information Manager LimitedがインストールされているPCに,Asset Information Managerを上書きインストールして移行できます。JP1/NETM/DMのコンポーネントからは,Asset Information Manager Limitedが自動的にアンインストールされます。
移行作業の流れを次に示します。
- Asset Information Managerを上書きインストールする。
上書きインストールする場合,次の設定は変更できません。
- ユーザ情報
- インストール先のフォルダ
- 資産管理サーバの仮想ディレクトリ
- 資産管理データベースの種類,ポート番号,サイズおよび格納先
- JP1/NETM/DMのデータベースの種類
インストール手順については,「5.2.2 Asset Information Managerのインストール」を参照してください。
- [データベースマネージャ]ダイアログから資産管理データベースのアップグレードを実行する。
資産管理データベースのアップグレードを実行する方法については,「付録D.1(5) 資産管理データベースのアップグレード」を参照してください。
- 注意事項
- Asset Information Managerを上書きインストールすると,サービス「Asset Information Synchronous Service」の「スタートアップの種類」は,「手動」に設定されます。データベースの移行作業が終了してから,「自動」に変更してください。
(2) 別のPCにAsset Information Managerをインストールする(Microsoft SQL ServerまたはORACLEの場合)
Asset Information Manager Limitedとは別のPCにAsset Information Managerをインストールして移行できます。
移行元のJP1/NETM/DMで使用しているDBMSがMicrosoft SQL ServerまたはORACLEの場合,Asset Information Manager Limitedで使用していたデータベースを資産管理データベースとして使用します。
JP1/NETM/DMで使用しているDBMSがMicrosoft SQL ServerまたはORACLEの場合の,移行作業の流れを次に示します。
- 移行先のPCに,Asset Information Managerをインストールする。
インストール手順については,「5.2.2 Asset Information Managerのインストール」を参照してください。
- [データソース/ネット・サービスの作成]ダイアログで,データソースまたはネット・サービスを作成する。
Asset Information Manager Limitedが接続していたデータベースサーバに接続するために,データソースまたはネット・サービスを作成します。データソースまたはネット・サービスの作成方法については,「5.5 データソースまたはネット・サービスの作成」を参照してください。
- [サーバセットアップ]ダイアログの「データベース情報」で,「ログインID」および「サービス名」を設定する。
手順2.で設定した内容と同じ値を,「ログインID」および「サービス名」に指定します。[サーバセットアップ]ダイアログでの設定方法については,「5.3.2 データベース情報の設定」を参照してください。
- 移行先のPC上で,[データベースマネージャ]ダイアログから資産管理データベースのアップグレードを実行する。
資産管理データベースのアップグレードを実行する方法については,「付録D.1(5) 資産管理データベースのアップグレード」を参照してください。
- 移行元のPCから,Asset Information Manager Limitedをアンインストールする。
Asset Information Manager Limitedをアンインストールする方法については,マニュアル「JP1/NETM/DM 構築ガイド(Windows(R)用)」を参照してください。
- JP1/NETM/DMのサーバセットアップでの設定を変更する。
JP1/NETM/DMのサーバセットアップで,「Asset Information ManagerのURL」に指定していた値を,Asset Information ManagerをインストールしたPCに変更します。JP1/NETM/DMのサーバセットアップでの設定方法については,マニュアル「JP1/NETM/DM 構築ガイド(Windows(R)用)」を参照してください。
(3) 別のPCにAsset Information Managerをインストールする(Embedded RDBの場合)
Asset Information Manager Limitedとは別のPCにAsset Information Managerをインストールして移行できます。
移行元のJP1/NETM/DMで使用しているDBMSがEmbedded RDBの場合,Asset Information Manager Limitedで使用していたデータベースとは別に,データベース領域を作成してデータを移行します。
JP1/NETM/DMで使用しているDBMSがEmbedded RDBの場合の,移行作業の流れを次に示します。
- 移行元のPC上で,CSV形式で資産管理データベースのバックアップを取得する。
CSV形式で資産管理データベースのバックアップを取得する方法については,「11.13.1 CSV形式での資産管理データベースのバックアップとリストア」を参照してください。
- 移行先のPCに,Asset Information Managerをインストールする。
インストール手順については,「5.2.2 Asset Information Managerのインストール」を参照してください。
- [サーバセットアップ]ダイアログで設定する。
Asset Information Manager Limitedに合わせて設定する項目はありません。設定内容を確認して,[OK]ボタンをクリックしてください。
- 移行先のPC上で,[データベースマネージャ]ダイアログから資産管理データベースのリストアを実行する。
手順1.で指定したバックアップ用フォルダのパスを指定します。
資産管理データベースのリストアを実行する方法については,「11.13.1(3) [データベースマネージャ]ダイアログからの資産管理データベースのリストア」を参照してください。
- 移行先のPC上で,[データベースマネージャ]ダイアログから資産管理データベースのアップグレードを実行する。
資産管理データベースのアップグレードを実行する方法については,「付録D.1(5) 資産管理データベースのアップグレード」を参照してください。
- JP1/NETM/DMのサーバセットアップでの設定を変更する。
JP1/NETM/DMのサーバセットアップで,「Asset Information ManagerのURL」に指定していた値を,Asset Information ManagerをインストールしたPCに変更します。JP1/NETM/DMのサーバセットアップでの設定方法については,マニュアル「JP1/NETM/DM 構築ガイド(Windows(R)用)」を参照してください。
(4) [機器詳細]ダイアログのタブの表示設定を変更する
Asset Information Manager Limitedから移行したあとは,[機器詳細]ダイアログに表示されるタブの設定がAsset Information Manager Limitedでの設定と同じになっています。そのため,必要に応じてタブの表示設定を変更してください。
[機器詳細]ダイアログのタブの表示設定を変更する手順を次に示します。
- ユーザID「admin」で,Asset Information Managerにログインする。
- 業務メニュー「管理項目編集」を選択する。
- 管理クラス「VariousInfo」のアンカーをクリックする。
「VariousInfo」に含まれる操作画面の要素の一覧が表示されます。
- 管理クラス「Text_TAB」のアンカーをクリックする。
- 次のプロパティのチェックボックスにチェックする。
- TAB_Contract
- TAB_Maintenance
- TAB_AssetUpdateRecord
- TAB_License
- [更新]ボタンをクリックする。
資産管理データベースに変更内容が反映されます。
変更した内容は,すべてのユーザ権限の操作画面に共通して反映されます。
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