ここでは,「承認者」や「受付窓口」など,作業を実行する権限を持ったユーザだけが作業を実行できるように,管理ノードに対して職権を設定する方法について説明します。
職権は,あらかじめ定義しておいた中から選択します。職権を定義する方法については,「10.2 案件を処理する権限を定義する(職権管理)」を参照してください。
Flow Designerで,管理ノードに職権を設定する手順を次に示します。
- 職権を設定する管理ノードの「職権」アイコン()を選択して,[編集]ボタンをクリックする。
[対象職権の定義]ダイアログが表示されます。
- 「職権保有者」のラジオボタンを選択状態にして,対象とする職権のチェックボックスをチェックする。
- [決定]ボタンをクリックする。
[対象職権の定義]ダイアログが閉じて,指定した職権が管理ノードに設定されます。
[対象職権の定義]ダイアログを次の図に示します。
図10-7 [対象職権の定義]ダイアログ
- 最初に案件を投入したユーザに戻して案件を完了させる場合
- 「機器導入依頼票」のように,最初に案件を投入したユーザが結果を確認して案件を完了するルートの場合,案件の最後の管理ノードに対して「案件投入者」を設定します。
- この項目を選択すると,その前の作業者が処理を終了する際に,[送信先の選択]ダイアログは表示されないで,自動的に案件が投入者に送信されます。
- なお,「案件投入者」のラジオボタンを選択状態にすると,「職権」のチェックボックスの指定は無効となります。
- 職権の設定を解除する場合
- [対象職権の定義]ダイアログで,「職権保有者」のラジオボタンを選択状態にして,「職権」のチェックボックスのチェックをすべて外します。
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