Asset Information Managerでは,CSVファイルから資産管理データベースへ,資産情報を一括して取り込めます。これをインポートといいます。
インポートには,次の三つの方法があります。
- 業務メニュー「インポート」からのインポート
- jamCsvImport.batでのインポート
- jamimportコマンドでのインポート
それぞれのインポート方法の特長について説明します。インポートする情報に応じて,効率の良い方法を選択してください。
- 業務メニュー「インポート」からのインポート
登録したい資産情報のCSVファイルに対して,インポートの条件を作成し,CSVファイルの資産情報を一括で更新します。条件には,Asset Information Managerの管理項目に,CSVファイルのどの項目を引き当てるかを設定します。
この方法では,Asset Information Managerにログインできる環境であれば,どこからでもインポートできます。
また,CSVファイルのフォーマットや,クラスおよびクラス間の関係を意識することなく資産管理データベースの情報を更新できます。
さらに,ユーザレポート,業務フィルターの書式,インベントリ情報の引き当て設定,およびインポート/エクスポートの条件を登録することもできます。
ただし,複数のCSVファイルをまとめてインポートしたり,登録と削除を同時に実行したりすることはできません。
- jamCsvImport.batでのインポート
業務メニュー「インポート」からのインポートと同様の処理を,資産管理サーバ上のコマンドラインから実行します。CSVファイルのフォーマットや,クラスおよびクラス間の関係などを意識することなく,「機器に関する情報」などのカテゴリで資産情報を更新できるので,運用を自動化するのに便利です。ただし,jamimportコマンドに比べると,処理に時間が掛かります。
この方法では,インポートの条件の変更および保存はできません。
- jamimportコマンドでのインポート
更新したい資産情報のCSVファイルをクラスごとに作成し,CSVファイルの内容を取捨選択することなく一括してインポートします。
この方法では,すべてのオブジェクトクラスをインポートでき,複数のCSVファイルも一度にインポートできます。また,CSVファイルの各行に対して,登録,変更,削除の指定ができます。
クラス単位に更新できるため,バックアップ用にエクスポートしたデータの復元や,ピンポイントのデータの更新に利用できます。ただし,データファイルの作成方法に従ってCSVファイルを作成し,関連するクラスがある場合,共通するプロパティの値を同じにして同時にインポートする必要があります。
各インポート方法の手順については,「7.1 CSVデータの登録(インポート)」を参照してください。また,インポートできる情報(クラス)の詳細は,「13.1 クラス構成」を参照してください。
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