JP1/Performance Management リファレンス
形式
jpcrdef create [-mx 最大ヒープサイズ]
[-ms 初期ヒープサイズ]
[-dateformat 日付フォーマットのパターン名]
[-dateseparator 日付フォーマットのセパレーター名]
入力ファイル
機能
jpcrdef createコマンドは,PFM - Managerに接続し,レポート定義を新規作成するコマンドです。定義内容は,コマンドライン引数として指定されたXML形式のパラメーターファイルから取得します。一つのパラメーターファイルに複数のレポート定義を指定し,一括して作成できます。
コマンドを実行できるホスト
PFM - Web Console
実行権限
- Windowsの場合
- OSのユーザー権限:Administrators権限を持つユーザー
- Performance Managementのユーザー権限:一般ユーザー権限,または管理ユーザー権限を持つユーザー
- UNIXの場合
- OSのユーザー権限:rootユーザー権限を持つユーザー
- Performance Managementのユーザー権限:一般ユーザー権限,または管理ユーザー権限を持つユーザー
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
- インストール先フォルダ\tools\
- UNIXの場合
- /opt/jp1pcwebcon/tools/
引数
-mx 最大ヒープサイズ
java.exeの最大ヒープサイズをMB単位で指定します。デフォルトは,64MBです。実際に取得できる最大サイズは,システムに依存します。指定する値が次の条件を満たさない場合は,コマンドライン形式不正となります。指定値の条件を次に示します。
- 1〜1,024の整数
- 「-mxの指定値 >= -msの指定値」
-ms 初期ヒープサイズ
java.exeの初期ヒープサイズをMB単位で指定します。デフォルトは,32MBです。指定する値が次の条件を満たさない場合は,コマンドライン形式不正となります。指定値の条件を次に示します。
- 1〜1,024の整数
- 「-mxの指定値 >= -msの指定値」
-dateformat 日付フォーマットのパターン名
指定したパターン名に対応する日付フォーマットで,入力ファイルの<expression>タグに記述した日付の形式を判定します。指定できる日付フォーマットのパターン名を次に示します。
- pattern-ddMMyyyy
- pattern-MMddyyyy
- pattern-yyyyMMdd
-dateseparator 日付フォーマットのセパレーター名
指定したセパレーター名に対応するセパレーター文字列で,入力ファイルの<expression>タグに記述したセパレーターの形式を判定します。指定できる日付フォーマットのセパレーター名を次に示します。
- space
- slash
- hyphen
- period
入力ファイル
レポートを新規作成するためのXML形式のパラメーターファイルを指定します。このパラメーターファイルは,後述の「パラメーターファイルの形式」に基づいて作成されたファイルです。絶対ファイルパス名,相対ファイルパス名,ファイル名が指定でき,絶対ファイルパス名以外の場合,カレントディレクトリを基点とします。
パラメーターファイルの形式
XMLタグ仕様
- report-definitions
種別 |
説明 |
意味 |
レポート定義情報のルートタグ |
指定可能値 |
なし |
省略 |
不可 |
属性 |
なし |
親要素 |
pr-cli-parameters |
子要素 |
report-definition |
- report-definition
種別 |
説明 |
意味 |
一つのレポート定義を指定します。 |
指定可能値 |
なし |
省略 |
不可 |
属性 |
name |
1〜64文字(バイトではない)の全角文字または半角文字でレポート定義名を指定します。レポート定義名に「\」か「/」を含む場合,それぞれ「\\」「\/」と記述します。全角と半角文字が混在できます。すでに存在するレポート定義名称を指定すると,エラーになります。parent-folder属性を指定して,name属性を省略した場合もエラーになります。レポート定義名の前後に半角空白を指定すると,前後の半角空白を除いた名称で登録されます。 |
parent-folder |
name属性のレポート定義を格納するディレクトリを指定します。1〜64文字(バイトではない)の全角文字または半角文字のディレクトリ名を最上位ディレクトリから「/」で区切って指定します。全角と半角文字が混在できます。パスの場合は,上位レベルのディレクトリ名から順に半角「/」で区切って指定します。ディレクトリ名に「\」か「/」を含む場合,それぞれ「\\」「\/」と記述します。システム定義のレポート定義ディレクトリは指定できません。ディレクトリが存在しない場合は,作成します。省略するとエラーとなります。ディレクトリ名の前後に半角空白を指定するとエラーになります。
例えば,ルートディレクトリ「User Reports」の直下にあるレポート定義名「PD define」のレポート定義をファイルに出力する場合,次のように指定します。
<report-definition name="PD define" parent-folder="/"/>
また,ルートディレクトリ「User Reports」直下のディレクトリ「Dir1」内のディレクトリ「Dir2」にある,すべてのレポート定義をファイルに出力する場合,次のように指定します。
<report-definition parent-folder="/Dir1/Dir2"/> |
id |
指定しても無視します。 |
read-only |
「TRUE」の場合は,レポート定義の生成を中断して,次のreport-definition要素を処理します。省略または「FALSE」の場合は,レポート定義を作成します。 |
親要素 |
report-definitions |
子要素 |
product-id |
report-type |
record |
indication-settings |
realtime-indication-settings |
view-type |
drilldown |
- product-id
種別 |
説明 |
意味 |
レポート情報を収集する製品の種別 |
指定可能値 |
プロダクトIDにデータモデルバージョン番号を付けたプロダクトコードを指定します。プロダクトIDは,エージェント製品を識別する半角英大文字です。データモデルバージョンとは,エージェントが与える番号です。例として,Windowsは「T」,Unixは「U」,Oracleは「O」,Dominoは「L」,SAP R/3は「M」です。Windowsのデータモデルバージョン「3.0」のプロダクトコードは「T3.0」です。
「レポートAのデータモデルバージョン ≧ レポートBのデータモデルバージョン」である場合,レポートAからレポートBにドリルダウンできます。 |
省略 |
不可 |
属性 |
なし |
親要素 |
report-definition |
子要素 |
なし |
- report-type
種別 |
説明 |
意味 |
レポート種別を指定します。 |
指定可能値 |
なし |
省略 |
不可 |
属性 |
type |
次に示す指定値を英字半角(小文字だけ,または大文字だけ)で指定します。
- 「履歴(一つのエージェント)レポート」の場合
「historical-single-agent」または
「HISTORICAL-SINGLE-AGENT」
- 「履歴(複数のエージェント)レポート」の場合
「historical-multiple-agents」または
「HISTORICAL-MULTIPLE-AGENTS」
- 「リアルタイム(一つのエージェント)レポート」の場合
「realtime-single-agent」または
「REALTIME-SINGLE-AGENT」
|
親要素 |
report-definition |
子要素 |
なし |
- record
種別 |
説明 |
意味 |
レポート対象レコードを指定します。 |
指定可能値 |
なし |
省略 |
不可 |
属性 |
id |
レコードIDを指定します。省略できません。report-type設定値との組み合わせによって,指定できるレコード属性が決まります。詳細については,「表2-20 レポートに指定できるレコード属性とフィールドの組み合わせ」を参照してください。 |
親要素 |
report-definition |
子要素 |
fields |
condition-expression |
- fields
種別 |
説明 |
意味 |
レポート対象フィールドを一つ以上指定します。 |
指定可能値 |
なし |
省略 |
不可 |
属性 |
なし |
親要素 |
record |
子要素 |
field |
- field
種別 |
説明 |
意味 |
レポート対象フィールドを一つ指定します。 |
指定可能値 |
選択したレコードのフィールドIDを指定します。すべてのfield要素のすべての属性(table/list/graph)を「FALSE」に指定できません。必ずtable/list/graphのどれか一つを「TRUE」に指定してください。
すべてのfieldでtable/list/graphに「FALSE」を指定した場合はエラーとなります。また,fieldsタグ内で重複するフィールドIDを用いてfieldタグを指定した場合はエラーとなります。
フィールドの中には,履歴データとしてAgent Storeに記録するときだけ追加収集され,計算されるxxxx(Total)などのフィールドがあります。これらのフィールドは,リアルタイムレポートの場合には指定できません。指定した場合は,エラーとなります。詳細については,「表2-24 リアルタイムレポートで指定できないフィールド」を参照してください。 |
省略 |
不可 |
属性 |
table |
表を表示する場合は「TRUE」,それ以外は「FALSE」を指定します。省略できません。 |
list |
一覧を表示する場合は「TRUE」,それ以外は「FALSE」を指定します。省略できません。 |
graph |
グラフを表示する場合は「TRUE」,それ以外は「FALSE」を指定します。省略できません。
テキスト形式のフィールドの場合は,「TRUE」を指定するとエラーになります。 |
display-name |
24文字以内の全角または半角文字列でユーザー表示名を指定します。
省略した場合,空文字指定(display-name="")の場合,および半角空白文字指定(display-name=" ")の場合は,フィールド名を表示します。 |
親要素 |
fields |
子要素 |
なし |
- condition-expression
種別 |
説明 |
意味 |
フィルターの条件式の論理演算を指定します。 |
指定可能値 |
なし |
省略 |
可(省略時は設定しません。) |
属性 |
なし |
親要素 |
record |
ref-field |
子要素 |
and |
or |
expression |
- expression
種別 |
説明 |
意味 |
条件式を指定します。 |
指定可能値 |
(1)フィルター条件に指定する場合
条件式は「フィールド 条件 ["値"]」の形式で指定します。フィールド・条件・値の区切りに空白は使用できません。
データ型がtime_tのフィールドは,値を省略しspecify-when-displayedを「TRUE」に設定した場合だけ指定できます。
- フィールド
フィールドは,レコードに含まれるフィールドを「PFM - Manager名」で指定します。PFM - Manager名については,各PFM - Agentマニュアルのレコードの説明を参照してください。
- 条件
条件に指定する値を次に示します。
- 「=」:フィールドの値と["値"]が等しい。
- 「<」:フィールドの値が["値"]より小さい。
- 「<=」:フィールドの値が["値"]より小さいか等しい。
- 「>」:フィールドの値が["値"]より大きい。
- 「>=」:フィールドの値が["値"]より大きいか等しい。
- 「<>」:フィールドの値と["値"]が異なる。
XMLの表記として「<」は「<」,「>」は「>」を指定します。
文字列フィールドの場合は,ASCIIコードの昇順に比較します。
- ["値"]
「"」で囲んで指定します。指定できるバイト数は,最大2,048バイトです。
文字コード,データ長,データ形式は,左辺に指定するフィールドの形式に依存します。
specify-when-displayed属性を「TRUE」に設定している場合は,値を省略できます。
値に制御文字および「( ) [ ] < > = ''」の文字は指定できません。指定した場合はエラーになります。
各PFM - Agentのマニュアルに記述されているフィールドの形式に合わせ指定します。次に示す設定範囲で指定します。
- 文字(指定値をそのまま設定)
- 整数(Integerで許される範囲の値)
- 小数(Doubleで許される範囲の値で,小数点以下が4けた以上の場合,IEEE754規格のRound to nearestの仕様※に従って4けたに丸めます。)
- 日付(config.xmlの設定によって,"dd MM yyyy","MM dd yyyy","yyyy MM dd"のどれかを指定できます。時刻は"HH:mm:ss"固定です。コマンド実行時に-dateformatまたは-dateseparatorを指定する場合は,指定するパターンおよびセパレーターに対応するフォーマットを指定します。)
(2)ドリルダウン対象のフィールドに指定する場合
条件式は,「フィールド 条件 ["値"]」または「フィールド 条件 フィールド」の形式で指定します。フィールド・条件・値の区切りに空白は使用できません。
- フィールド
ドリルダウンレポートに指定したレコードに含まれるフィールドを指定します。
- 条件
上述の「(1)フィルター条件に指定する場合」の条件を参照してください。
- ["値"]またはフィールド
- 右辺に値を指定する場合
指定する値については,上述の「(1)フィルター条件に指定する場合」の["値"]を参照してください。
- 右辺にフィールドを指定する場合
レコードのフィールドID,DATETIMEフィールド,またはODBCキーフィールドを指定します。ODBCキーフィールドについては,各PFM - Agentマニュアルを参照してください。
|
省略 |
可(condition-expressionを指定した場合は省略不可) |
属性 |
specify-when-displayed |
実行時に設定する場合は「TRUE」,それ以外は「FALSE」と指定します。省略時は,「FALSE」となります。要素値の論理式に値を指定しないで「FALSE」を指定すると,エラーになります。 |
親要素 |
condition-expression |
and |
or |
子要素 |
なし |
- 注※
- IEEE754規格のRound to nearestの仕様を次に示します。
- 丸める対象となる数と二つの近似値との距離を比べて,丸める対象となる数に最も近い近似値に丸めます。
- 丸める対象となる数と二つの近似値との距離が同じ場合,二つの近似値を2進表現していちばん下のけたが「0」となる近似値に丸めます。
- and
種別 |
説明 |
意味 |
expressionで指定した論理式のAND演算を指定します。 |
指定可能値 |
なし |
省略 |
可(条件式の論理積を指定する場合に指定します。) |
属性 |
なし |
親要素 |
and |
or |
condition-expression |
子要素 |
expression |
and |
or |
- or
種別 |
説明 |
意味 |
expressionで指定した論理式のOR演算を指定します。 |
指定可能値 |
なし |
省略 |
可(条件式の論理和を指定する場合に指定します。) |
属性 |
なし |
親要素 |
and |
or |
condition-expression |
子要素 |
expression |
and |
or |
- indication-settings
種別 |
説明 |
意味 |
レポート表示期間,レポート間隔,ピーク時間表示,および最大レコード数を指定します。
indication-settingsは,report-typeが「historical-single-agent」または「historical-multiple-agents」のときだけ指定できます。report-typeが「realtime-single-agent」のときに指定するとエラーになります。 |
指定可能値 |
なし |
省略 |
可(省略時は子要素も含め,デフォルトとなります。) |
属性 |
Specify-when-displayed |
レポート表示時に指定する場合は「TRUE」,それ以外は「FALSE」と指定します。省略時は「FALSE」とします。 |
maximum-number-of-records |
1〜2,147,483,647の整数でレポートに表示する最大レコード数を指定します。省略時は1,440とします。 |
親要素 |
report-definition |
子要素 |
date-range |
report-interval |
peak-time |
- date-range
種別 |
説明 |
意味 |
レポート表示期間を指定します。 |
指定可能値 |
次の値を指定できます。
- 過去1時間以内の場合「WITHIN_THE_PAST_HOUR」
- 過去1日(24時間)以内の場合「WITHIN_THE_PAST_24_HOURS」
- 過去7日以内の場合「WITHIN_THE_PAST_7_DAYS」
- 過去1か月以内の場合「WITHIN_THE_PAST_MONTH」
- 過去1年以内の場合「WITHIN_THE_PAST_YEAR」
- レポート表示時に指定する場合「SPECIFY_WHEN_DISPLAYED」
大文字と小文字は区別しません。 |
省略 |
可(省略時は「SPECIFY_WHEN_DISPLAYED」となります。) |
属性 |
なし |
親要素 |
indication-settings |
子要素 |
なし |
- report-interval
種別 |
説明 |
意味 |
レポート間隔を指定します。 |
指定可能値 |
次の値を指定できます。大文字と小文字は区別しません。
- 分単位の場合「MINUTE」
- 時間単位の場合「HOUR」
- 日単位(24時間)以内の場合「DAY」
- 週単位の場合「WEEK」
- 月単位の場合「MONTH」
- 年単位の場合「YEAR」
PIレコード以外を指定した場合,エラーになります。 |
省略 |
可(省略時は「HOUR」となります。) |
属性 |
なし |
親要素 |
indication-settings |
子要素 |
なし |
- peak-time
種別 |
説明 |
意味 |
指定したフィールド値が最大となる時間だけレポート表示します。 |
指定可能値 |
recordで指定したレコードが単数インスタンスの場合,そのどれかのフィールドIDを指定します。1日の内でそのフィールドの値が最大となる時間のレコードだけを表示します。report-intervalが「HOUR」以外の場合,レコードが複数インスタンスの場合,またはreport-typeがHISTORICAL-MULTIPLE-AGENTSの場合は,エラーになります。 |
省略 |
可(省略時はpeak-timeにフィールドを設定しません。) |
属性 |
なし |
親要素 |
indication-settings |
子要素 |
なし |
- realtime-indication-settings
種別 |
説明 |
意味 |
リアルタイムレポートの更新間隔,ランキング表示を指定します。
realtime-indication-settingsは,report-typeが「realtime-single-agent」のときだけ指定できます。report-typeが「realtime-single-agent」以外のときに指定するとエラーになります。 |
指定可能値 |
なし |
省略 |
可(省略時は子要素も含め,デフォルトとなります。) |
属性 |
specify-when-displayed |
レポート表示時に指定する場合は「TRUE」,それ以外は「FALSE」と指定します。省略時は「FALSE」となります。 |
indicate-delta-value |
デルタ値で表示する場合は「TRUE」,それ以外は「FALSE」と指定します。省略時は「TRUE」となります。
デルタ値の表示可否については,エージェントで収集される各フィールドによって異なります。詳細は,「表2-23 リアルタイムレポートのデルタ値の表示条件」を参照してください。 |
親要素 |
report-definition |
子要素 |
refresh-interval |
display-by-ranking |
- refresh-interval
種別 |
説明 |
意味 |
自動更新の有無,自動更新時の間隔の初期値(秒数),最小値(秒数)を指定します。 |
指定可能値 |
なし |
省略 |
可(省略時は自動更新します。) |
属性 |
do-not-refresh-automatically |
リアルタイムレポート表示データを自動更新しない場合は「TRUE」,自動更新する場合は「FALSE」を指定します。省略時は,「FALSE」となります。 |
initial-value |
do-not-refresh-automaticallyが「FALSE」の場合,レポート表示データの自動更新間隔を「minimum-value指定値〜3,600秒」の整数で指定します。
do-not-refresh-automaticallyが「TRUE」の場合にinitial-valueを指定するとエラーになります。
initial-valueおよびminimum-valueを両方とも省略した場合,initial-value値は「60秒」となります。
minimum-valueを指定し,initial-valueを省略した場合,initial-value値は「minimum-value指定値」となります。 |
minimum-value |
do-not-refresh-automaticallyが「FALSE」の場合,レポート表示データの自動更新間隔の変更できる最小値を「10〜3,600秒」の整数で指定します。
do-not-refresh-automaticallyが「TRUE」の場合にminimum-valueを指定するとエラーになります。
initial-valueおよびminimum-valueを両方とも省略した場合,minimum-value値は「60秒」となります。
initial-valueを指定し,minimum-valueを省略した場合,minimum-value値は「initial-value指定値」となります。 |
親要素 |
realtime-indication-settings |
子要素 |
なし |
- display-by-ranking
種別 |
説明 |
意味 |
field属性で指定したフィールドを昇順または降順にソートして,先頭からdisplay-number属性で指定した件数をランキングデータとしてレポート表示する場合に指定します。
複数行のレコード(複数インスタンスレコード)の場合だけ指定できます。単一行のレコードの場合に指定するとエラーになります。
display-by-rankingとdisplay-keyの両方を指定した場合,display-by-rankingの条件で取得したデータをdisplay-keyの条件に従って表示します。 |
指定可能値 |
なし |
省略 |
可(省略時はランキング表示しません。) |
属性 |
field |
ランキング表示するときの表示判定基準となるフィールドIDを指定します。省略時はエラーになります。
ランキング表示に指定できない属性のフィールドを指定した場合はエラーになります。
ランキング表示時に指定できるフィールドのデータ型は「表2-19 指定できるパラメーターの組み合わせ(リアルタイムレポートの場合)」を参照してください。 |
display-number |
ランキング表示する件数を1〜100の整数で指定します。省略時は「10」となります。 |
in-descending-order |
ランキング表示の判定基準となるフィールドIDを降順または昇順でソートし,先頭からdisplay-number属性で指定した件数分を表示します。
昇順でソートする場合は「TRUE」,降順でソートする場合は「FALSE」を指定します。省略時は「FALSE」となります。 |
親要素 |
realtime-indication-settings |
子要素 |
なし |
- view-type
種別 |
説明 |
意味 |
レポートの表現形式を指定します。 |
指定可能値 |
なし |
省略 |
可(display-keyとgraph-propertiesをすべてデフォルトに設定します。) |
属性 |
なし |
親要素 |
report-definition |
子要素 |
display-key |
graph-properties |
- display-key
種別 |
説明 |
意味 |
レコードをソートするためのフィールドを指定します。display-keyを指定すると,graph-typeにLINE,AREA,STACKED_AREAは指定できません。 |
指定可能値 |
フィールドIDを指定します。 |
省略 |
可(省略時は時系列で表示します。) |
属性 |
in-descending-order |
- 「TRUE」の場合,降順ソート。
- 「FALSE」または省略の場合,昇順ソート。
|
親要素 |
view-type |
子要素 |
なし |
- graph-properties
種別 |
説明 |
意味 |
グラフ種別とグラフ書式を指定します。<field>タグでgraph=trueに設定されているフィールドがない場合に<graph-properties>タグを指定するとエラーになります。 |
指定可能値 |
なし |
省略 |
可 |
属性 |
show-areas-of-missing-data |
「TRUE」を指定した場合,エージェントが起動していなかったなどの原因でデータが欠落していると,グラフ種別が「LINE」,「AREA」,「STACKED_AREA」およびデータが複数のエージェントまたは複数インスタンスならば,その部分を表示しません。「FALSE」の場合は,その部分を補完します。
省略時は「FALSE」とします。 |
series-direction |
表示グラフをレコード(行方向)単位にまとめる場合は「BY_ROW」,フィールド(列方向)単位にまとめる場合は「BY_COLUMN」を指定します。
graph-typeが「LINE」,「AREA」,または「STACKED_AREA」の場合は,指定値を無視します。graph-typeが「LINE」,「AREA」,または「STACKED_AREA」の場合で,複数行のレポートまたは複数のエージェントの場合は,「BY_COLUMN」を仮定し,それ以外は「BY_ROW」を仮定します。
graph-typeが「LINE」,「AREA」,または「STACKED_AREA」以外の場合で,省略時は「BY_ROW」とします。 |
親要素 |
view-type |
レポート表示形式を規定します。 |
子要素 |
graph-type |
axis-labels |
data-label |
- graph-type
種別 |
説明 |
意味 |
グラフの種類を指定します。 |
指定可能値 |
次の値を指定します。
- 集合縦棒グラフの場合「COLUMN」
- 積み上げ縦棒グラフの場合「STACKED_COLUMN」
- 集合横棒グラフの場合「BAR」
- 積み上げ横棒の場合「STACKED_BAR」
- 円グラフの場合「PIE」
- 折れ線グラフの場合「LINE」
- 面グラフの場合「AREA」
- 積み上げ面グラフの場合「STACKED_AREA」
大文字と小文字は区別しません。 |
省略 |
可(省略時は集合縦棒「COLUMN」です。) |
属性 |
なし |
親要素 |
graph-properties |
子要素 |
なし |
- axis-labels
種別 |
説明 |
意味 |
グラフのX軸とY軸ラベルを指定します。<graph-type>タグで「PIE」を指定して,X軸ラベルまたはY軸ラベルを指定するとエラーになります。 |
指定可能値 |
なし |
省略 |
可(省略時はX軸とY軸ラベルを表示しません。) |
属性 |
なし |
親要素 |
graph-properties |
子要素 |
x-axis |
y-axis |
- x-axis
種別 |
説明 |
意味 |
グラフのX軸ラベルを指定します。 |
指定可能値 |
0〜40文字(全角も1文字と数える)で指定します。 |
省略 |
可(省略時はX軸ラベルを表示しません。) |
属性 |
なし |
親要素 |
axis-labels |
子要素 |
なし |
- y-axis
種別 |
説明 |
意味 |
グラフのY軸ラベルを指定します。 |
指定可能値 |
0〜40文字(全角も1文字と数える)で指定します。 |
省略 |
可(省略時はY軸ラベルを表示しません。) |
属性 |
なし |
親要素 |
axis-labels |
子要素 |
なし |
- data-label
種別 |
説明 |
意味 |
ラベル表示フィールドを指定します。レコードに単数インスタンスを指定し,report-typeに「historical-single-agent」およびgraph-typeに「LINE」,「AREA」,または「STACKED_AREA」を指定している場合,data-labelを指定すると,エラーになります。 |
指定可能値 |
なし |
省略 |
可(省略時はデータラベルを表示しません。) |
属性 |
なし |
親要素 |
graph-properties |
子要素 |
data-label1 |
data-label2 |
- data-label1
種別 |
説明 |
意味 |
データラベル1のラベル表示フィールドを指定します。データラベルにはさらにデータラベル2が指定できます。データラベル2に表示する値は,データラベル1の右に括弧で囲まれて表示されます。 |
指定可能値 |
report-typeが「historical-single-agent」
単数インスタンスレコードの場合
- fieldsタグで指定したフィールドID
- DATETIMEフィールド
複数インスタンスレコードの場合
- fieldsタグで指定したフィールドID
- DATETIMEフィールド
- レコード固有のODBCキーフィールド
report-typeが「historical-multiple-agents」
単数インスタンスレコードの場合
- fieldsタグで指定したフィールドID
- DATETIMEフィールド
- DEVICEIDフィールド
- PROD_INSTフィールド
report-typeが「realtime-single-agent」
単数インスタンスレコードの場合
- fieldsタグで指定したフィールドID
- RECORD_TIMEフィールド
複数インスタンスレコードの場合
- fieldsタグで指定したフィールドID
- RECORD_TIMEフィールド
- レコード固有のODBCキーフィールド
ODBCキーフィールドについては,各PFM - Agentのマニュアルを参照してください。 |
省略 |
可(省略時はデータラベル1を設定しません。) |
属性 |
なし |
親要素 |
data-label |
子要素 |
なし |
- data-label2
種別 |
説明 |
意味 |
データラベル2のラベル表示フィールドをrecordに対応するフィールドIDで指定します。data-label1を指定しないでdata-label2を指定するとエラーとなります。 |
指定可能値 |
report-typeが「historical-single-agent」
単数インスタンスレコードの場合
- fieldsタグで指定したフィールドID
- DATETIMEフィールド
複数インスタンスレコードの場合
- fieldsタグで指定したフィールドID
- DATETIMEフィールド
- レコード固有のODBCキーフィールド
report-typeが「historical-multiple-agents」
単数インスタンスレコードの場合
- fieldsタグで指定したフィールドID
- DATETIMEフィールド
- DEVICEIDフィールド
- PROD_INSTフィールド
report-typeが「realtime-single-agent」
単数インスタンスレコードの場合
- fieldsタグで指定したフィールドID
- RECORD_TIMEフィールド
複数インスタンスレコードの場合
- fieldsタグで指定したフィールドID
- RECORD_TIMEフィールド
- レコード固有のODBCキーフィールド
ODBCキーフィールドについては,各PFM - Agentのマニュアルを参照してください。 |
省略 |
可(省略時はデータラベル2を設定しません。) |
属性 |
なし |
親要素 |
data-label |
子要素 |
なし |
- drilldown
種別 |
説明 |
意味 |
ドリルダウン対象のフィールドとレポートを指定します。 |
指定可能値 |
なし |
省略 |
可(省略時はドリルダウンを設定しません。) |
属性 |
なし |
親要素 |
report-definition |
子要素 |
field-drilldown |
report-drilldown |
- field-drilldown
種別 |
説明 |
意味 |
ドリルダウン対象のフィールドを指定します。 |
指定可能値 |
なし |
省略 |
可(省略時はドリルダウン対象のフィールドを設定しません。) |
属性 |
なし |
親要素 |
drilldown |
子要素 |
ref-field |
- ref-field
種別 |
説明 |
意味 |
ドリルダウン対象のフィールドを指定します。 |
指定可能値 |
なし。子要素condition-expressionに指定できるexpressionの条件式の左辺に指定するフィールドは,子要素ref-reportで指定するドリルダウンレポートのフィールドです。 |
省略 |
可(省略時はドリルダウン対象のフィールドを設定しません。) |
属性 |
id |
recordで指定したレコードに対応するフィールドIDを指定します。同じidを指定してref-fieldの要素を重複指定すると,エラーとなります。省略すると,condition-expressionは指定できません。 |
親要素 |
field-drilldown |
子要素 |
ref-report |
condition-expression |
- report-drilldown
種別 |
説明 |
意味 |
ドリルダウン対象のレポートを指定します。 |
指定可能値 |
なし |
省略 |
可(省略時はドリルダウン対象のレポートを設定しません。) |
属性 |
なし |
親要素 |
drilldown |
子要素 |
ref-report |
ref-bookmark |
- ref-report
種別 |
説明 |
意味 |
一つのレポート定義を指定します。 |
指定可能値 |
なし |
省略 |
可(省略時はドリルダウン対象のレポートを設定しません。) |
属性 |
pathname |
ディレクトリパスとレポート定義名を「ディレクトリパス/レポート定義名」の形式で指定します。ディレクトリパスは,ルートディレクトリから順に半角「/」で区切って指定します。ディレクトリ名に「\」か「/」を含む場合,それぞれ「\\」「\/」と記述します。ディレクトリ名とレポート定義名は,1〜64文字(バイトではない)の全角文字または半角文字で全角・半角が混在できます。存在しないレポート定義を指定するとエラーになります。「レポートAのデータモデルバージョン ≧ レポートBのデータモデルバージョン」である場合,レポートAからレポートBにドリルダウンできます。 |
親要素 |
ref-field |
report-drilldown |
子要素 |
なし |
- ref-bookmark
種別 |
説明 |
意味 |
一つのブックマークまたは複合ブックマークを指定します。 |
指定可能値 |
なし |
省略 |
レポートドリルダウンを設定しません。 |
属性 |
pathname |
フォルダパスとブックマーク名を「フォルダパス/ブックマーク名」の形式で指定します。フォルダパスは,ルートフォルダから順にフォルダ名を半角「/」で区切って指定します。フォルダ名に「\」または「/」を含む場合は,それぞれ「\\」または「\/」と記述します。
- (例)ルート下のフォルダ名My BookmarkのCPU Trendを指定する場合
- /My Bookmark/CPU Trend
多階層の場合は,「/Folder1/Folder2...」のようにフォルダ名を「/」で連結したフォルダパスを指定します。
フォルダ名とブックマーク名は,1〜64文字(バイトではない)の全角文字と半角文字で指定します。全角文字と半角文字は混在してもかまいません。存在しないブックマークが指定されたときはエラーになります。
なお,関連づけられたレポート定義,エージェントなどのブックマークそのものの妥当性はチェックされません。 |
親要素 |
report-drilldown |
子要素 |
なし |
履歴レポートのパラメーターファイルの記述例を次に示します。
パラメーターファイル記述例(履歴レポートの場合)
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!-- Workload Status (Multi-Agent)レポート -->
<!-- 最近24時間の複数のシステムについての -->
<!-- 1時間ごとのワークロード関連データを表示します -->
<!DOCTYPE pr-cli-parameters SYSTEM "rdef_create_params.dtd">
<pr-cli-parameters ver="0110">
<report-definitions>
<report-definition name="Workload Status (Multi-Agent)"
parent-folder="/HQ/Monthly/Windows/Operating System/Status Reporting/Daily Trend"
read-only="FALSE">
<product-id>T3.0</product-id>
<report-type type="historical-multiple-agents"/>
<record id="PI">
<fields>
<field table="true"
list="false"
graph="true">PROCESSES</field>
<field table="true"
list="false"
graph="false">SERVER_SESSIONS</field>
<field table="true"
list="false"
graph="false">CONTEXT_SWITCHES_PER_SEC</field>
<field table="true"
list="false"
graph="false">SYSTEM_CALLS_PER_SEC</field>
<field table="true"
list="false"
graph="false">PCT_TOTAL_PROCESSOR_TIME</field>
<field table="true"
list="false"
graph="false">PROCESSOR_QUEUE_LENGTH</field>
<field table="true"
list="false"
graph="false">BYTES_TOTAL_PER_SEC</field>
</fields>
</record>
<indication-settings specify-when-displayed="false"
maximum-number-of-records="1440">
<date-range>WITHIN_THE_PAST_24_HOURS</date-range>
<report-interval>HOUR</report-interval>
<peak-time/>
</indication-settings >
<view-type>
<graph-properties show-areas-of-missing-data="false"
series-direction="BY_COLUMN">
<graph-type>LINE</graph-type>
<axis-labels>
<x-axis/>
<y-axis>Processes</y-axis>
</axis-labels>
<data-label>
<data-label1>PROCESSES</data-label1>
<data-label2/>
</data-label>
</graph-properties>
</view-type>
</report-definition>
</report-definitions>
</pr-cli-parameters>
<!--Workload Status (Multi-Agent)レポート定義終了 -->
リアルタイムレポートのパラメーターファイルの記述例を次に示します。
パラメーターファイル記述例(リアルタイムレポートの場合)
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!-- CPU Usage - Top 10 Processesレポートは, -->
<!-- CPU使用率が高いプロセスの上位10個をリアルタイムで表示します-->
<!DOCTYPE pr-cli-parameters SYSTEM "rdef_create_params.dtd">
<pr-cli-parameters ver="0110">
<report-definitions>
<report-definition name="CPU Usage - Top 10 Processes"
parent-folder="/HQ/Monthly/Windows/Operating System/Troubleshooting/Real-Time"
read-only="FALSE">
<product-id>T3.0</product-id>
<report-type type="realtime-single-agent"/>
<record id="PD_PDI">
<fields>
<field table="false"
list="false"
graph="false">INSTANCE</field>
<field table="true"
list="false"
graph="false">ID_PROCESS</field>
<field table="false"
list="false"
graph="true">PCT_PROCESSOR_TIME</field>
</fields>
</record>
<realtime-indication-settings specify-when-displayed="false"
indicate-delta-value="false">
<refresh-interval do-not-refresh-automatically="false"
initial-value="30"
minimum-value="10"/>
<display-by-ranking field="PCT_PROCESSOR_TIME"
display-number="10"
in-descending-order="false"/>
</realtime-indication-settings>
<view-type>
<graph-properties show-areas-of-missing-data="false"
series-direction="BY_COLUMN">
<graph-type>BAR</graph-type>
<axis-labels>
<x-axis>Program(PID)</x-axis>
<y-axis>CPU %</y-axis>
</axis-labels>
<data-label>
<data-label1>INSTANCE</data-label1>
<data-label2>ID_PROCESS</data-label2>
</data-label>
</graph-properties>
</view-type>
</report-definition>
</report-definitions>
</pr-cli-parameters>
<!-- CPU Usage - Top 10 Processesレポート定義終了 -->
パラメーターの記述を定義するDTDファイル(rdef_create_params.dtd)を次に示します。
パラメーターの記述を定義するDTDファイル(rdef_create_params.dtd)
<!ENTITY % BOOL_VALUE "(true|false|TRUE|FALSE)">
<!ENTITY % COND_CHILD "(expression|or|and)">
<!ELEMENT pr-cli-parameters (report-definitions)>
<!ATTLIST pr-cli-parameters
ver (0100|0110) #REQUIRED>
<!ELEMENT report-definitions (report-definition+)>
<!ELEMENT report-definition(product-id,
report-type,
record,
(indication-settings?|realtime-indication-settings?),
view-type?,
drilldown?)>
<!ATTLIST report-definition
name CDATA #REQUIRED
parent-folder CDATA #REQUIRED
id CDATA #IMPLIED
read-only %BOOL_VALUE; "FALSE">
<!ELEMENT product-id (#PCDATA)>
<!ELEMENT report-type EMPTY>
<!ATTLIST report-type
type (historical-multiple-agents |
HISTORICAL-MULTIPLE-AGENTS |
historical-single-agent |
HISTORICAL-SINGLE-AGENT |
realtime- single-agent |
REALTIME-SINGLE-AGENT) #REQUIRED>
<!ELEMENT record (fields,condition-expression?)>
<!ATTLIST record
id CDATA #REQUIRED>
<!ELEMENT fields (field+)>
<!ELEMENT field (#PCDATA)>
<!ATTLIST field
table %BOOL_VALUE; "FALSE"
list %BOOL_VALUE; "FALSE"
graph %BOOL_VALUE; "FALSE"
display-name CDATA #IMPLIED>
<!ELEMENT condition-expression %COND_CHILD;>
<!ELEMENT expression (#PCDATA)
<!ATTLIST expression
specify-when-displayed %BOOL_VALUE; "FALSE">
<!ELEMENT and (%COND_CHILD;,%COND_CHILD;)>
<!ELEMENT or (%COND_CHILD;,%COND_CHILD;)>
<!ELEMENT indication-settings
(date-range?,report-interval?,peak-time?)>
<!ATTLIST indication-settings
specify-when-displayed %BOOL_VALUE; #IMPLIED
maximum-number-of-records NMTOKEN #IMPLIED>
<!ELEMENT date-range (#PCDATA)>
<!ELEMENT report-interval (#PCDATA)>
<!ELEMENT peak-time (#PCDATA)>
<!ELEMENT realtime-indication-settings
(refresh-interval?,display-by-ranking?)>
<!ATTLIST realtime-indication-settings
specify-when-displayed %BOOL_VALUE; "FALSE"
indicate-delta-value %BOOL_VALUE; "TRUE">
<!ELEMENT refresh-interval EMPTY>
<!ATTLIST refresh-interval
do-not-refresh-automatically %BOOL_VALUE; "FALSE"
initial-value NMTOKEN #IMPLIED
minimum-value NMTOKEN #IMPLIED>
<!ELEMENT display-by-ranking EMPTY>
<!ATTLIST display-by-ranking
field CDATA #REQUIRED
display-number NMTOKEN #IMPLIED
in-descending-order %BOOL_VALUE; "FALSE">
<!ELEMENT view-type (display-key?,graph-properties?)>
<!ELEMENT display-key (#PCDATA)>
<!ATTLIST display-key
in-descending-order %BOOL_VALUE; "FALSE">
<!ELEMENT graph-properties
(graph-type?,axis-labels?,data-label?)>
<!ATTLIST graph-properties
series-direction
(by_row|by_column|BY_ROW|BY_COLUMN) "BY_ROW"
show-areas-of-missing-data %BOOL_VALUE; "FALSE">
<!ELEMENT graph-type (#PCDATA)>
<!ELEMENT axis-labels (x-axis?,y-axis?)>
<!ELEMENT x-axis (#PCDATA)>
<!ELEMENT y-axis (#PCDATA)>
<!ELEMENT data-label (data-label1,data-label2?)?>
<!ELEMENT data-label1 (#PCDATA)>
<!ELEMENT data-label2 (#PCDATA)>
<!ELEMENT drilldown (report-drilldown?,field-drilldown?)>
<!ELEMENT report-drilldown (ref-report|ref-bookmark)*>
<!ELEMENT ref-report EMPTY>
<!ATTLIST ref-report
pathname CDATA #REQUIRED>
<!ELEMENT ref-bookmark EMPTY>
<!ATTLIST ref-bookmark
pathname CDATA #REQUIRED>
<!ELEMENT field-drilldown (ref-field*)>
<!ELEMENT ref-field (ref-report,condition-expression?)>
<!ATTLIST ref-field
id CDATA #REQUIRED>
注意事項
- このコマンドは,実行時にPFM - Managerに対する認証が必要です。認証用のキーファイルを作成していない場合は,コマンドを実行する前に,jpcmkkeyコマンドで認証用のキーファイルを作成してください。
- 複数のレポート定義を連続登録中に例外が発生すると,コマンドはその定義の登録を中断し,ほかの定義があればそれを登録します。
- <condition-expression>タグの<and>と<or>タグ下には二つの要素しか指定できません。
記述例を次に示します。
<and>
<expression>式1</expression>
<or>
<expression>式2</expression>
<or>
<expression>式3</expression>
<or>
<expression>式4</expression>
<expression>式5</expression>
</or>
</or>
</or>
</and>
<expression>タグに指定する式の記述例を次に示します。
<expression>SEGMENTS_RETRANSMITTED_PER_SEC>"100"</expression>
<expression>RECORD_TIME>"2003 05 31 11:22:33"</expression>
- 定義できるレコード,フィールド名称,フィールドのデータ型については,各PFM - Agentマニュアルを参照してください。
- 値を指定しなかったパラメーターは,デフォルトを適用してレポート定義を作成します。作成されたレポート定義のパラメーターをすべて確認するには,作成したパラメーターファイルを指定して出力コマンドを実行します。
- パラメーター指定の組み合わせについては,次の表に示す制限があります。
表2-18 指定できるパラメーターの組み合わせ(履歴レポートの場合)
レポート種別 |
レコードタイプ |
フィールドのデータ型 |
ピーク時間 |
フィールド表示形式 |
表 |
一覧 |
グラフ |
display-key |
履歴(一つのエージェント)レポート |
単数インスタンス |
string |
× |
○ |
○ |
× |
○ |
char |
× |
○ |
○ |
× |
○ |
time_t |
× |
○ |
○ |
× |
○ |
timeval |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
utime |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
float |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
ulong |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
short |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
double |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
long |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
複数インスタンス |
string |
× |
○ |
○ |
× |
○ |
char |
× |
○ |
○ |
× |
○ |
time_t |
× |
○ |
○ |
× |
○ |
timeval |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
utime |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
float |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
ulong |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
short |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
double |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
long |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
履歴(複数のエージェント)レポート |
単数インスタンス |
string |
× |
○ |
○ |
× |
× |
char |
× |
○ |
○ |
× |
× |
time_t |
× |
○ |
○ |
× |
× |
timeval |
× |
○ |
○ |
○ |
× |
utime |
× |
○ |
○ |
○ |
× |
float |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
ulong |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
short |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
double |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
long |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
- (凡例)
- ○:指定できる
- ×:指定できない
表2-19 指定できるパラメーターの組み合わせ(リアルタイムレポートの場合)
レポート種別 |
レコードタイプ |
フィールドのデータ型 |
ランキング表示 |
フィールド表示形式 |
表 |
一覧 |
グラフ |
display-key |
リアルタイム(一つのエージェント)レポート |
単数インスタンス |
string |
× |
○ |
○ |
× |
○ |
char(n) |
× |
○ |
○ |
× |
○ |
time_t |
× |
○ |
○ |
× |
○ |
timeval |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
utime |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
float |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
ulong |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
short |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
double |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
long |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
複数インスタンス |
string |
× |
○ |
○ |
× |
○ |
char(n) |
× |
○ |
○ |
× |
○ |
time_t |
× |
○ |
○ |
× |
○ |
timeval |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
utime |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
float |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
ulong |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
short |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
double |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
long |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
- (凡例)
- ○:指定できる
- ×:指定できない
- レポート種別には,「履歴(一つのエージェント)レポート」,「履歴(複数のエージェント)レポート」,および「リアルタイム(一つのエージェント)レポート」があります。レポートが扱うことのできるレコード属性には,単数インスタンスと複数インスタンスがあります。ただし,「履歴(複数のエージェント)レポート」が扱えるレコード属性は,単数インスタンスだけです。
また,graph-typeに「LINE」,「AREA」,「STACKED_AREA」を指定している場合,インスタンスとフィールドは同時に複数指定できません。その場合のレポートに指定できるレコード属性とフィールドの組み合わせを次の表に示します。
表2-20 レポートに指定できるレコード属性とフィールドの組み合わせ
レポート種別 |
レコード属性 |
一つのフィールド |
複数のフィールド |
履歴(一つのエージェント)レポート |
単数インスタンス |
○ |
○ |
複数インスタンス |
○ |
× |
履歴(複数のエージェント)レポート |
単数インスタンス |
○ |
× |
リアルタイム(一つのエージェント)レポート |
単数インスタンス |
○ |
○ |
複数インスタンス |
○ |
× |
- (凡例)
- ○:指定できる
- ×:指定できない
- display-key指定がある場合,graph-typeに「LINE」,「AREA」,「STACKED_AREA」を指定するとエラーとなります。
- time_t型のフィールドに対するフィルターの設定条件には,次の表に示す条件があります。
表2-21 recordに設定するフィルターの設定条件
specify-when
-displayed設定 |
条件式
右辺 |
Date,Timeフィールド以外のtime_t型のフィールド |
time_t型の中のDateフィールド |
time_t型の中のTimeフィールド |
TRUE |
値 |
○ |
○ |
○ |
省略 |
○ |
○ |
○ |
FALSE |
値 |
× |
× |
○ |
省略 |
× |
× |
× |
表2-22 ref-fieldに設定するフィルターの設定条件
specify-when
-displayed設定 |
条件式
右辺 |
Date,Timeフィールド以外のtime_t型のフィールド |
time_t型の中のDateフィールド |
time_t型の中のTimeフィールド |
TRUE |
フィールドID |
× |
× |
× |
値 |
× |
× |
○ |
省略 |
○ |
○ |
○ |
FALSE |
フィールドID |
○ |
○ |
○ |
値 |
× |
× |
○ |
省略 |
× |
× |
× |
- (凡例)
- ○:指定できる
- ×:指定できない
- リアルタイムレポートのデルタ値は,PFM - Agentで収集される各レコードの各フィールドによって異なります。デルタ値およびレコードのフィールドに,デルタ値が収集されるかどうかについては,各PFM - Agentマニュアルのレコードについて説明している章(各レコードのフィールド一覧)を参照してください。
リアルタイムレポートのデルタ値の表示条件と表示内容を次の表に示します。また,PFM - Agentによっては,表のとおりにならない場合があります。詳細は,各PFM - Agentのマニュアルで確認してください。
表2-23 リアルタイムレポートのデルタ値の表示条件
realtime-indication-settingsのindicate-delta-value属性 |
各フィールドのデルタ属性 |
表示内容 |
TRUE |
Yes |
前回収集されたときから今回収集されるまでのパフォーマンスデータの変化量 |
No |
収集された最新の値 |
FALSE |
Yes |
パフォーマンスデータの収集開始からの累積値 |
No |
収集された最新の値 |
- (凡例)
- Yes:デルタ値が収集される
- No:デルタ値が収集されない
リアルタイムレポートに指定できないフィールドについて次の表に示します。
表2-24 リアルタイムレポートで指定できないフィールド
PFM - Web Consoleでの名称 |
Manager名 |
内容 |
Agent Host |
DEVICEID |
インスタンス名[ホスト名]またはホスト名 |
Agent Instance |
PROD_INST |
エージェントのインスタンス名 |
Agent Type |
PROD_ID |
エージェントのプロダクトID(1バイトの識別子) |
Date |
DATE |
レコードが生成された日付(グリニッジ標準時間) |
Date and Time |
DATETIME |
DateとTimeの組み合わせ |
Drawer Type |
DRAWER_TYPE |
PIデータベース中の要約されている区分 |
GMT Offset |
GMD_ADJUST |
グリニッジ標準時間とローカル時間の差(秒) |
Time |
TIME |
レコードが生成された時刻(グリニッジ標準時間) |
xxxx(Total) |
xxxx_TOTAL |
PIレコードの場合,データの要約時に計算される合計値 |
xxxx_TOTAL_SEC(Total) |
xxxx_TOTAL_SEC |
データ要約期間内での合計値 |
xxxx_HI(Max) |
xxxx_HI |
データ要約期間内での最大値 |
xxxx_LO(Min) |
xxxx_LO |
データ要約期間内での最小値 |
xxxx_OV(OV) |
xxxx_OV |
データ要約期間内での合計で発生したオーバーフローの回数 |
戻り値
0 |
正常終了した。 |
1 |
コマンドラインの形式が不正である。 |
2 |
コマンドの実行権限がない。 |
3 |
出力ファイルの作成に失敗した。 |
5 |
DTDファイルと不整合のため,パラメーターが解析できない。 |
10 |
1件以上のレポート定義作成に失敗した。 |
11 |
PFM - Managerへの認証処理に失敗した。 |
100 |
環境が不正である。 |
200 |
メモリーエラーが発生した。 |
202 |
ファイルアクセスエラーが発生した。 |
222 |
通信処理でエラーが発生した。 |
255 |
予期しないエラーが発生した。 |
使用例
レポートの定義内容を記述したパラメーターファイル(rdef_create.xml)を新規に登録する場合のコマンド実行例を次に示します。
jpcrdef create rdef_create.xml
出力例
コマンド処理の詳細情報を標準出力,標準エラー出力,トレースログファイルに出力します。ログ仕様については「3. ログ情報」を参照してください。
三つのレポート定義を指定し,一つのレポート定義がエラーとなった場合の標準出力形式を次に示します。
標準出力の出力例
jpcrdef create connected to vserv01 at 2006 03 20 15:00:55.282
create result OK : レポート定義ディレクトリパス1/レポート定義名1
create result OK : レポート定義ディレクトリパス2/レポート定義名2
create result ERR : レポート定義ディレクトリパス3/レポート定義名3
エラー要因
jpcrdef create disconnected at 2006 03 20 15:01:06.2
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