JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド
Performance Managementのパフォーマンスデータの収集と管理に関するトラブルの対処方法を次に示します。
- <この項の構成>
- (1) データの保存期間を短く設定したにもかかわらず,Agent StoreのStoreデータベースのサイズが小さくならない
- (2) 共通メッセージログに「Storeデータベースに不正なデータが検出されました」というメッセージが出力される
(1) データの保存期間を短く設定したにもかかわらず,Agent StoreのStoreデータベースのサイズが小さくならない
Agent Storeデータベースのファイル容量がすでに限界に達している場合,データの保存期間を短く設定してもファイルサイズは小さくなりません。この場合,保存期間を短く設定したあと,いったんAgent Storeデータベースを退避し,回復し直してください。
データの保存期間の設定方法については,「10.1.2 パフォーマンスデータの保存条件を変更する(Storeバージョン2.0の場合)」または「10.1.3 パフォーマンスデータの保存条件を変更する(Storeバージョン1.0の場合)」を参照してください。また,Agent Storeデータベースのバックアップとリストアの方法については,「14.4.2 パフォーマンスデータのバックアップとリストア」を参照してください。
(2) 共通メッセージログに「Storeデータベースに不正なデータが検出されました」というメッセージが出力される
予期しないサービスの停止またはマシンのシャットダウンによって,Storeデータベースに不整合なデータが発生したおそれがあります。次の方法で対処をしてください。
- Storeデータベースを退避してある場合は,Storeデータベースを回復してください。
- Storeデータベースを退避していない場合は,Master StoreサービスまたはAgent Storeサービスを停止したあと,対応するデータベースファイル(*.DBファイルおよび*.IDXファイル)を削除し,サービスを再起動してください。
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