JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド
Performance Managementのアラームの定義に関するトラブルの対処方法を次に示します。
- <この項の構成>
- (1) アクション実行で定義したプログラムが正しく動作しない
- (2) アラームイベントが表示されない
(1) アクション実行で定義したプログラムが正しく動作しない
考えられる要因とその対処方法を次に示します。
- マシンにログオンした環境とアクション実行で定義したプログラムの実行環境が異なる
マシンにログオンした環境とアクション実行で定義したプログラムの実行環境が異なる場合,プログラムが実行できないことがあります。定義したプログラムがPerformance Managementのアクションとして実行できるかどうか確認してください。Performance Managementのアクションとして実行される場合の実行環境を,次の表に示します。
表20-2 Performance Managementのアクションとして実行される場合の実行環境
実行環境 Windows UNIX アカウント システムアカウント rootユーザー権限 環境変数 Performance Managementプログラムのサービス起動時のシステム環境変数 Performance Management起動時のrootユーザー環境変数 カレントのディレクトリ Action Handlerサービスのフォルダ Action Handlerサービスのディレクトリ 起動時のシェル (該当なし) rootユーザー権限のログインシェル - アクション実行で定義したプログラムの実行権限がない
次のプログラムをPerformance Managementのアクションとして定義している場合,実行権限の制限によって,プログラムが実行できないことがあります。
定義したプログラムがPerformance Managementのアクションとして実行できるかどうか確認してください。Performance Managementのアクションとして実行される場合の実行環境については,前述の表を参照してください。
- NFSマウントのディレクトリにあるプログラム
- NFSマウントのディレクトリにあるファイルを参照または更新するプログラム
- PFM - Managerまたはアクション実行先ホストのPFM - AgentのAction Handlerサービスが起動されていない
PFM - Managerまたはアクション実行先ホストのPFM - AgentのAction Handlerサービスが停止していると,アクションが実行されません。アクションを実行する場合は,PFM - Managerおよびアクション実行先ホストのPFM - AgentのAction Handlerサービスを起動しておいてください。
(2) アラームイベントが表示されない
考えられる要因とその対処方法を次に示します。
- PFM - Managerが起動されていない
PFM - Managerを停止すると,PFM - Agentからのアラームイベントを正しく発行できません。アラームイベントを監視する場合は,PFM - Managerを起動しておいてください。
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