JP1/Automatic Job Management System 2 - Print Option
ジョブネットの定義内容をジョブネットフロー形式で出力します。この画面は,Microsoft Excelを使用します。
図7-10 [ジョブネットフロー出力]画面
[ジョブネットフロー出力]画面の表示項目を次に示します。
- 全階層出力する
- 選択すると,指定ユニット以下すべてを出力対象とします。
- 出力階層数を指定する
- 選択すると,指定した階層数より深い階層のユニットは出力対象としません。
- 出力階層数
- 出力階層数を1〜2,147,483,647の半角数字で指定します。デフォルトは1です。
- 1を指定すると,指定したユニットの直下だけが出力対象となります。
- ジョブネット毎に改ページする
- チェックすると,ジョブネット単位に改ページを挿入します。
- 開始
- 処理を開始します。
- 中止
- 処理をしないで終了します。
[ジョブネットフロー出力]画面で[開始]ボタンを押すと,Microsoft Excelを起動し,Microsoft Excel上に定義内容をフロー形式で再現します。
図7-11 ジョブネットフロー出力の出力結果(最終更新日時がない場合)
図7-12 ジョブネットフロー出力の出力結果(最終更新日時がある場合)
ジョブネットフロー出力機能では,新規のMicrosoft Excelブックにジョブネットフロー図を出力します。
ジョブネットフロー出力は,Microsoft Excelの1シートにすべての情報を展開します。出力するジョブネットが複数存在する場合,下方向にジョブネットフロー図が連なります。
各ジョブネットの先頭には「Name:」以降にジョブネットの完全名を表示します。
ジョブネット完全名以降にジョブネットフロー図を出力します。
ジョブネット一つ当たりの最大ジョブ数は100×100です。
JP1/AJS2 - Manager 08-10以降に対してジョブ運用情報を収集時に,最終更新日時を収集する指定をした場合だけ,先頭に最終更新日時が表示されます。
<注意事項>
- ジョブネット内に表示するユニットが存在しない場合,またはマネージャージョブネットの場合は,ジョブネットの完全名だけ出力します。
- [ジョブ運用ドキュメント出力]画面のユニット名ツリービューの選択がジョブの場合,何も出力されません。
- [ジョブ運用ドキュメント出力]画面のユニット名ツリービューの選択がジョブグループの場合,[指定ユニットの直下だけに限定して出力する]を選択しないでください。指定した場合,ジョブグループ下に定義されている最初のジョブネットの情報が出力されます。
- ジョブネットフロー出力機能で出力できる情報量は,Microsoft Excelの最大行および,最大列数に依存します。これらの最大値を超える情報を出力した場合,Microsoft Excelが異常終了します。
Microsoft Excelの最大行および,最大列数はご使用になるMicrosoft Excelのヘルプ等で確認してください。
- ジョブネットフロー出力機能を実行中にMicrosoft Excelを操作しないでください。操作した場合,出力中のジョブネットフロー図が不正になるだけでなく,新たに操作したMicrosoft Excelのファイルにも影響を与える場合があります。
- ジョブネットフロー出力では,Microsoft Excelの一つのセルに出力される文字数が255文字を超える場合,Microsoft Excel上でのセル内のデータが「#####」と表示されることがあります。
- ジョブネットフロー出力で,Microsoft Excelに出力する1データ(1世代)が4,000バイトを超える場合は,該当データは「×(文字が多すぎるため表示できません)。」と出力されます。また,Microsoft Excelに出力するデータは1セル内で32,000バイト,255行が最大で,これを超えるデータ部は出力されません(制限値を超過した場合には,ログファイル((インストール先フォルダ名)\Log\ajs2po.log,または%allusersprofile%\Hitachi\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2PO\Log\ajs2po.log)に要因と該当するユニット名,ユニット属性が出力されていますので,データを分割するなどの対策をしてください)。
- ジョブネットフロー出力機能の複数同時実行,およびマップ出力機能との同時実行はできません。同時に実行した場合,実行を行った順序で順次処理されます。
- 「通常使うプリンタ」が使用できない場合は,ジョブネットフロー出力されません。
ジョブネットフロー出力では,Microsoft Excelに出力する際に,印刷の向き(用紙設定)を横に設定します。
このとき,PCに設定されている「通常使うプリンタ」が使用できない状態であった場合,Microsoft Excelが印刷設定についてエラーを返すためにジョブネットフロー出力されません。
この場合,次の方法のどれかで回避できます。
なお,「通常使うプリンタ」にネットワーク接続プリンタを設定した場合,接続先サーバの状態に影響を受けますので注意してください。
- 「通常使うプリンタ」を使用できる状態にする
- ダミーのローカルプリンタを「通常使うプリンタ」に設定する
- プリンタをすべて削除する
- [環境設定]画面で指定したジョブネットフロー定義ファイルが存在しない場合,ジョブネットフロー出力できません。[環境設定]画面で,存在するジョブネットフロー定義ファイルを指定してください。
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