JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド
JP1/AJS2 Console ViewのAJS2ユニット監視オブジェクトに対して,[ジョブネットモニタ]ウィンドウを起動するときの起動方式を変更します。
この設定によって,従来のように常に新しいプロセスで[ジョブネットモニタ]ウィンドウを起動していた方式を,新しいプロセスを生成しないで,すでに起動しているJP1/AJS2 - Viewから[ジョブネットモニタ]ウィンドウを起動する方式に変更できます。この起動方式を変更することによって,起動時間の短縮,メモリー使用量の低減が図れます。
- 指定場所
- JP1/AJS2 - View上のファイル
- 詳細については,「10.1.1 カスタマイズの方法」を参照してください。
- 指定内容
- 次の形式で指定します。
- jajsJobnetMonitorExec={all|main}(改行)
- 「all」を指定した場合
- AJS2ユニット監視オブジェクトの監視対象ホストに対して,すでに接続しているJP1/AJS2 - Viewが存在する場合,このJP1/AJS2 - Viewのログイン情報を使用して[ジョブネットモニタ]ウィンドウを起動します。このため,JP1/AJS2 Console ViewのログインJP1ユーザーと,[ジョブネットモニタ]ウィンドウを起動するJP1ユーザーが異なる場合があります。
- ユーザー認証などのセキュリティを考慮しない場合は,「all」を使用してください。
- 「main」を指定した場合
- AJS2ユニット監視オブジェクトの監視対象ホストに対して,すでに接続しているJP1/AJS2 - Viewが,JP1/AJS2 Console Viewから起動した[JP1/AJS2 - View]ウィンドウである場合,この[JP1/AJS2 - View]ウィンドウのログイン情報を使用して[ジョブネットモニタ]ウィンドウを起動します。 これにより,特定のJP1ユーザーで[ジョブネットモニタ]ウィンドウを起動することができます。
- ユーザー認証などのセキュリティを考慮する場合は,「main」を使用してください。
- 注意事項
- この設定を変更したあとは,必ずJP1/AJS2 - View,およびJP1/AJS2 Console Viewを再起動してください。次回,JP1/AJS2 - View,およびJP1/AJS2 Console Viewの起動時に設定が有効になります。
- AJS2ユニット監視オブジェクトの監視対象ホスト名と,JP1/AJS2 - Viewでログイン時の接続ホスト名が同じ文字列の場合だけ,この設定は有効となります。ホスト名での指定とIPアドレスでの指定は,別のホストとして扱われます。
- AJS2ユニット監視オブジェクトの監視対象ユニットにリモートジョブネットを指定している場合は,この設定を使用しないでください。
- JP1/AJS2 Console ViewとJP1/AJS2 - Viewを異なるJP1ユーザーで使用する場合にこの設定を有効とするには,それぞれのJP1ユーザーで「all」または「main」を指定しておく必要があります。
- Windows XPで「ユーザーの簡易切り替え機能」を使用して異なるユーザーでJP1/AJS2 - Viewを起動している場合は,JP1/AJS2 Console Viewを表示しているディスプレイ以外で[ジョブネットモニタ]ウィンドウが表示されることがあるため,「main」を設定してください。
- この設定を使用している場合は,JP1/AJS2 Console Viewから[ジョブネットモニタ]ウィンドウを起動する前に,すでに起動しているJP1/AJS2 - Viewで表示中のダイアログボックス(メッセージボックスを含みます)をすべて閉じてください。
- JP1/AJS2 Console Viewから起動した[ジョブネットモニタ]ウィンドウが最前面に表示されない場合は,[ジョブネットモニタ]ウィンドウを最前面に表示させてください。
Copyright (C) 2006, 2010, Hitachi, Ltd.
Copyright (C) 2006, 2010, Hitachi Software Engineering Co., Ltd.