JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド
実行登録中のルートジョブネットの下位定義を変更する手順を次に示します。
なお,実行登録中のルートジョブネットの下位定義は,ajssuspendコマンドを実行したあと,次のコマンドで変更することもできます。コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド ajssuspend」を参照してください。
- ajsdefineコマンド(コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド ajsdefine」を参照してください。)
- ajsdeleteコマンド(コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド ajsdelete」を参照してください。)
- ajscopyコマンド(コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド ajscopy」を参照してください。)
- ajschgnetコマンド(コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド ajschgnet」を参照してください。)
- ajsrestoreコマンド(コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド ajsrestore」を参照してください。)
- ajsimportコマンド(コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド ajsimport」を参照してください。)
- <この節の構成>
- (1) ルートジョブネットをサスペンドする
- (2) ルートジョブネットの下位定義を編集する
- (3) ルートジョブネットのサスペンドを解除する
実行登録中のルートジョブネットの下位定義を変更するには,実行登録中のルートジョブネットをサスペンド状態にします。次の条件を満たしている場合に,ルートジョブネットをサスペンドできます。
- JP1/AJS2サービスを起動している。
- 起動条件を監視している世代がない(起動条件の状態が待ち状態,または終了状態である)。
- 操作に必要なJP1権限レベルを持っている。
ルートジョブネットをサスペンドする手順を次に示します。
- [JP1/AJS2 - View]ウィンドウのリストエリアで,下位定義を変更したい実行登録中のルートジョブネットをクリックする。
クリックしたジョブネットが選択状態で表示されます。
- [操作]−[サスペンド]−[サスペンド実行]を選択する。
[サスペンド実行]ダイアログボックスが表示されます。
- [実行中の世代がある場合]の[サスペンドする],または[サスペンドしない]を選択する。
サスペンドするジョブネットに実行中の世代があった場合に,サスペンドするか,またはサスペンドしないでエラーにするかを選択します。
サスペンドしたい場合は,[サスペンドする]を選択してください。
- [OK]ボタンをクリックする。
ルートジョブネットがサスペンド状態になった場合,[サスペンド実行]ダイアログボックスが閉じます。そして,リストエリアの[名前]の左側にサスペンド状態を示すアイコンが表示されます。
ルートジョブネットがサスペンド状態にならなかった場合,エラーメッセージが表示されます。[サスペンド実行]ダイアログボックスは表示されたままです。
- 補足事項
- 計画実行登録,確定実行登録,および即時実行登録のどの場合でもサスペンドできます。
- 起動条件に対して定義の変更はできません。
サスペンド状態になったルートジョブネットの下位ユニットは,定義を編集することができます。次の条件を満たしている場合に,ルートジョブネットの下位定義を編集できます。
- ルートジョブネットがサスペンド状態になっている。
- ルートジョブネットに対して,ほかのユーザーが排他編集を実行していない。
実行登録中にルートジョブネットの下位定義を編集する手順を次に示します。
- 次に示すどれかの方法で,[ジョブネットエディタ]ウィンドウを表示する。
- [JP1/AJS2 - View]ウィンドウのリストエリアで,サスペンド状態を示すアイコンが表示されているルートジョブネットを選択して,[編集]−[編集]を選択する。
- [JP1/AJS2 - View]ウィンドウのリストエリアで,サスペンド状態を示すアイコンが表示されているルートジョブネットを選択して,ダブルクリックする。
- [JP1/AJS2 - View]ウィンドウのリストエリアで,サスペンド状態を示すアイコンが表示されているルートジョブネットを選択して,右クリックしたあと,[編集]を選択する。
- 次に示すどれかの操作を実行して,ルートジョブネットの下位定義を編集する。
- 新しいユニットを追加する。
- 既存のユニットの定義を編集する。
- 既存のユニットの定義を削除する。
- 注意事項
- 既存のユニット名を変更できません。ただし,サスペンド中に追加したユニットについては,ユニット名を変更できます。
- [切り取り]と[貼り付け](または[貼り付け(拡張)])メニューコマンドを実行して,ユニットを移動させることはできません。[コピー],[貼り付け](または[貼り付け(拡張)])と[削除]メニューコマンドを実行して,ユニットを移動させてください。
- 実行中のユニットは削除できません。
- ホストリンクジョブネットまたはジョブネットコネクタの追加・削除はできません。
- ホストリンクジョブネットまたはジョブネットコネクタが下位にあるユニットの削除・貼り付けはできません。ただし,ホストリンクジョブネット,ジョブネットコネクタ,およびホストリンクジョブネットまたはジョブネットコネクタが下位にあるユニットは,次の操作ができます。
・関連線の追加・削除・編集
・先行・後続ユニットの追加・削除・編集
- 補足事項
- 実行登録中に定義を編集した場合,過去の実行結果・実行中・未来予定のすべての世代に対して影響を与えます。
- 既存のユニットを削除した場合,過去の実行結果も削除され,過去の実行結果は表示されなくなります。
- 既存のユニットを変更・削除した場合,過去に実行されたときの構成と異なるため,再実行する際は注意してください。
- ジョブネットの状態にかかわらず,サスペンド中はマップサイズを変更できます。
- 既存のユニットの定義を編集した場合でも,過去の実行結果は保持されます。既存のユニットの定義を削除した場合は,過去の実行結果は保持されません。
ルートジョブネットの下位定義を変更したあと,サスペンド状態を解除します。次の条件を満たしている場合に,ルートジョブネットのサスペンド状態を解除できます。
- JP1/AJS2サービスが起動されている。
- ルートジョブネットがサスペンド状態である。
- ほかのユーザーが排他編集を実行していない。
- 操作に必要なJP1権限レベルを持っている。
ジョブネットのサスペンド状態を解除する手順を次に示します。
- [JP1/AJS2 - View]ウィンドウのリストエリアでサスペンド状態を示すアイコンが表示されているジョブネットを選択する。
クリックしたジョブネットが選択状態で表示されます。
- [操作]−[サスペンド]−[サスペンド解除]を選択する。
[サスペンド解除]ダイアログボックスが表示されます。
- 次のどれかの方法で,サスペンド状態を解除したときの実行中のジョブネットの直下に追加したユニットの動作を選択する。
- [実行する]
親ジョブネットの実行中に追加したユニットを,サスペンド解除時に実行します。
- [実行しない(実行中止)]
親ジョブネットの実行中に追加したユニットを,サスペンド解除時に計画未実行状態にします。
- [保留する]
親ジョブネットの実行中に追加したユニットを,サスペンド解除時に保留状態にします。
- [OK]ボタンをクリックする。
サスペンド状態が解除された場合は,[サスペンド解除]ダイアログボックスが閉じます。そして,リストエリアでサスペンド状態を示すアイコンが消え,状態が更新されます。
サスペンド状態が解除されない場合は,エラーメッセージが表示されます。[サスペンド解除]ダイアログボックスは表示されたままです。
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