JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド

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9.12 ジョブの状態を変更する

ジョブの状態を変更する手順を次に示します。

なお,ジョブの状態は,ajschgstatコマンドで変更することもできます。コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド ajschgstat」を参照してください。

  1. [JP1/AJS2 - View]ウィンドウのツリーエリアで,ジョブグループ(状態を変更したいジョブを管理するジョブグループ)をクリックする。
    クリックしたジョブグループが選択状態で表示されます。
    ルートジョブネットがリストエリアに表示されます。
  2. 操作対象のジョブのルートジョブネットをクリックし,[表示]−[デイリースケジュール]−[階層表示]を選択する。
    [デイリースケジュール(階層表示)]ウィンドウが表示されます。
  3. ツリーエリアで,操作対象のジョブをクリックする。
    クリックしたジョブが選択状態で表示されます。
  4. 手順3で選択したジョブについて,スケジュールエリアで,状態を変更したい四角をクリックする。または,実行結果リストで,状態を変更したい行をクリックする。
  5. [操作]−[ジョブ状態変更]を選択する。または,ポップアップメニューから[ジョブ状態変更]を選択する。
    [ジョブ状態変更]ダイアログボックスが表示されます。
  6. ジョブの状態を変更する。
  7. [OK]ボタンをクリックする。
    [ジョブ状態変更]ダイアログボックスが閉じます。
    ジョブの状態が変更されます。
    スケジュールエリアの四角が,手順6で指定した状態の色で表示されます。
    実行結果リストにも,変更が反映されます。

注意事項
  • 状態を変更できるのは,実行中および終了状態のジョブだけです。ただしキューレスジョブの場合は,実行待ち状態でも状態を変更できます。
  • 実行中状態のUNIXジョブ・PCジョブ・QUEUEジョブ・アクションジョブ・カスタムジョブを終了状態に変更した場合,ジョブが正常に終了した場合と同様に,後続のジョブやジョブネットの実行が開始されます。このとき,実行中であったジョブ自体は,継続して実行されています。したがって,ジョブ中で起動されるユーザープログラムの実行(結果)状態については,jpqjobgetコマンドなどを利用してユーザー側で管理する必要があります。コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド jpqjobget」を参照してください。
    また,実行中状態のイベントジョブを終了状態にした場合には,イベントジョブが正常に終了した場合と同様に,後続のジョブやジョブネットの実行が開始されます。なお,その場合,正常終了してもイベントジョブの引き継ぎ情報は設定されません。また,監視しているイベントジョブの監視処理自身は,状態変更を契機に終了します。

補足事項
  • 異常終了したジョブがあった場合でも,異常終了したジョブを正常終了したことにしてジョブネット全体を確実に実行したい場合などに,ジョブ状態を変更します。
  • ジョブの状態は,[デイリースケジュール(全ジョブ表示)]ウィンドウ,[マンスリースケジュール]ウィンドウ,および[ジョブネットモニタ]ウィンドウから変更することもできます。
  • 選択したユニットがホストリンクジョブネットの場合,ジョブの状態を正常終了以外の状態から正常終了にだけ変更できます。

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